カテゴリ:SF
特集 異色作家短編集・別巻
「ニュースの時間です」シオドア・スタージョン 新聞・テレビ・ラジオのあらゆるニュースを読み聞くことを生きがいにしていた男が、妻に物理的にニュースを禁じられた。その結果、男は自我が崩壊し、ただひたすら芸術を生み出し続ける。それを精神病だとし、治療にあたった結果、自我を再び形成する事になった男は、殺人を犯す。・・・うちの、ダンナみたい。(殺人はやらないとは思うけれど) 「床屋の予約」チャールズ・ボーモント 価値観の違い。 「グーバーども」アヴラム・デイヴィッドスン むかしむかし、あるところに・・・・ 「王侯の死」フリッツ・ライバー ファンダムの私小説?(笑 <デッド・フューチャーReMix>永瀬唯 “『幼年期の終わり』という作品を論じるに、「帝国主義的世界観」と形容する動きが、批評界にはある”・・・SF小説1作を詳しく読み解くと、現在の論評のあり方が、すでにSF界でおこなわれいたのだと気が付く。もちろん、なんの影響力もないままに、ではあるが。(内輪ネタでおさまってしまうのは、SFファンの特技?) <SFまで1000000光年>水玉蛍之丞 手書きのページ。SFファンのきわめつけがこんな状態です。 <跳ばされて行く先>タカノ綾 『地球の長い午後』は、わたしもすきなSFのひとつ。 「イジュティハードの門」林譲治 物理学は、宗教学を越えて神を見出す事ができるのか。 (ああ、『ウロボロスの波動』はどこやっちゃったんだろう(^^;) <サはサイエンスのサ>鹿野司 ――マスメディアという世界観 その1―― 世の論争を、科学的に論破する・・・してる? <潔い選択と“ないものねだり”>香山リカ 子育てが終ったら、老人介護がまっている。他人の子どもを育てて、お金をもらって「やりがいがある!」って思うのは、どうも納得いかない。もちろん、「こどもが嫌い」なのに、無理に産むこともないと思うけれど。女性の自立って、金銭的に自立してなきゃ無理なのかな。夫が、「俺の金で養ってやっているんだ」と思っている限り、主婦は自立できないね。めんどくさいから、そんなことも考える気力がなくなる。 さあ、結婚てオンナの幸せ、っていう時代じゃないのね、もう。 別にわたしは不幸じゃないけれど(苦笑 「バレエ・メカニック<後篇>」津原泰水 父親の娘の物語だったのね。なんと、奥が深い。 「ザ・ジョー・ショウ」テリー・ビッスン メディアをとおして、人類はショーを楽しむ。ところが、メディアそのものが、ショーを要求してきたら・・・ということかな? 対談の中にもあったけれど、かなり私小説的なSFばかりが揃っている? で、どうしても、気になる作家がいるんだけれど、その名前は、なかなかお目にかからない。遺した作品も少ないけれど、好きな作家だ。リチャード・ブローティガン。ダンナが教えてくれた作家。何年か前にピストル自殺している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月21日 21時59分17秒
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