カテゴリ:文芸誌
特集<プーの森で語り明かそう>
「クマのプーさん」を知ったのは、ディズニーアニメが最初だったと思う。それから、図書館で本を見つけた。ここに「プーさん」にまつわるエッセイを載せている方たちは、ほとんどディズニーのアニメを否定している。もちろん、その気持ちはよくわかる。 しかし、たとえば「ムーミンシリーズ」原作者ト―べ・ヤンソンの名前に、気がついてアニメを見ていた子供たちはどのぐらいいただろう。原作者の思い入れや、生い立ちや、性格や生活なんてものは、いっさい関係なく、物語の中にはいっていく。扉は、絵本の中にだけあるのじゃない。 小さいこどもにとって、物語に共感できるということは、同じ体験していてこそである。どんなときに痛いのか、どんなときに悲しいのか、どんなときにうれしいのか。想像するという作業の前に、体験がなくては想像もできない。 エッセイを書いているかたが、ディズニーアニメを否定されるのがわかる、ということは、わたし自身も似たような経験をしているからである。 だからといって、わたし自身は、ディズニーアニメのプーさんを否定はしない。それが、わたしにとっての「初めてのプーさん」だから。 ○子供時代にどれだけの本を読んだだろう。小学校の図書室の本は、図鑑・参考書以外はほとんど読んだ。でも、読んだ本の内容は忘れている。今、どれだけの児童書があふれているのだろう。だれが読むのだろう。 時々、思う。「児童書」なんていう分類、いらないんじゃないのかな? この雑誌を読んでいると、とくにそう思ってしまう。 ********** 今日、「朝まで生テレビ」を見ていた。青山繁晴氏が出演していた。氏の手元にはモバイルパソコン。白い×印は、アイルランドの国旗だとおっしゃっていた。以前「タウンミーティング」で拝見したものと同じだと思う。しかし、その下にもうひとつ、なにか貼ってある。テレビ画面からでは、はっきりと確認できないが、色と形から連想して「クマのプーさん」?…まさかね(笑 でも、『プーさん』の作者のミルンの一生を知ると、青山さんもプーさんが好きなのかも、と思ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月05日 09時33分36秒
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