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カテゴリ:羽多野さん・前野さん出演のモノ
真崎ひかる:原作 陵クミコ:絵
「夏雪」 B’ インターコミュニケーションズ
【キャスト】 和倉佑真:鈴木達央 武川秀一:羽多野渉 水沢那智:武内健 加賀有隆:谷山紀章 筒居圭亮:花輪英司 他 二十歳の佑真は見習い保育士。 受験を控えた年下の恋人・武川の邪魔をしたくないと気遣うあまり、思いをぎこちなくすれ違わせてしまう。 ある日、勤め先の保育所で子供を庇って怪我をした佑真は、その子の叔父である筒居からお詑びにと構われるうち、大人の余裕と包容力に癒されていく。 一方、佑真に遠慮ばかりさせている自分が歯痒い武川は…。 シリーズ4作品目もCD化です 白雨の感想はコチラ 淡雪の感想はコチラ 慈雨の感想はコチラ さて、今回は「淡雪」から2年後のお話。 高3だった佑真は20歳となり、現在保育士見習い。 高1だった秀は高3の受験生となりました。 相変わらず甘甘な2人・・かと思いきや、受験生である秀を気遣い過ぎて少しずつ空回りし始める2人。 さらに、佑真が働いている保育園に通ってきている女の子をいつも迎えに来ている筒居が、その姪っ子絡みで佑真が怪我をした事がきっかけとなって佑真に急接近してきて・・・。 こんな感じでお話は進みます。 途中、「受験を辞める!」と秀が言い出したり、バイト先のポムで秀と親しそうに喋っていた女の子と神社に来ている秀を佑真が見てしまったり(これは後に誤解はとけますが)、ただでさえ筒居が絡んで、ギクシャクしていた関係がこじれたりしますが、最終的には、やっぱりちゃんと受験した事を秀が報告しに来た事で丸く収まります。 原作の感想を書いたつもりが書いていないようなので一緒に書いてしまうと、 今回の話は、前作の「淡雪」のように号泣しちゃうというところまではいかなかった作品でした。 というのは、「淡雪」では見た目に反して、やっぱり佑真は2つ年上だと感じられる点が多かったのと、やはり結ばれるまでの切なさと2人のお父さんが絡んだ事件。そして天涯孤独の身という幾重にも重なった佑真の身の上を包む秀の存在に胸がギュッと締め付けられる思いがしたんですが、今回は、その辺はクリアになっていた事。 それと、2年経ったら2年前より幼くなっちゃった佑真(^^ゞ 自分は秀が女の子と話しただけで嫉妬するクセに、武居との関係は簡単に強引さに流されて、当然嫉妬する秀には申し訳程度しかちゃんと説明出来なくって。 秀の言葉じゃないですが、下手に隠そうとするから誤解されるわけだし、怪我の件にしても受験生だからと気遣い過ぎ? どうせバイトを休む時点でどっかからは絶対に情報は流れるのだから、何故ちゃんと話さなかったのか? それさえきちんとしていれば・・・ 今回の佑真の言動は下手すれば無神経にも取られてしまう事ばかりで。 また、秀もどこまでいっても埋められない年の差に焦る気持ちがわかったり、突然出てきた年上の男に嫉妬丸出しなのは非常によくわかるのですが、 言葉足らずな性格だとしても、一度ちゃんと話をすべきだったよ!と思ったり(^^ゞ やはり原作でもCDでも肝は相談した大人組の有隆の一言 「落ち着いた大人の傍は、さぞ楽だろうな」 この一言に尽きるかと 応えるつもりは無いくせに、相手の強引さにどうしていつまでも佑真は流され続けたのか? 全てわかっている大人の痛烈な一言だったんじゃないかと。 これで佑真はちゃんと秀じゃないと身体も心も震えない事がわかったわけですし、筒居に断る事が出来たわけですしね。 筒居に関しては、大人大人と言っても、28歳なわけですし、私からすれば若造? 気になる子がいれば大人ぶってばかりいられないし、大人という立場を上手く利用しちゃったのも納得。 逆に身の引き方はアッパレ?(笑) それでも完全に関係をスパッと切らない(切れない?)ところはかなりズルいですが(笑) 保護者としてはしかたないか・・・ そんなこんなの感想を持ちつつ、ドラマCDを聞いたんですが・・・ たっつんは、今回初めて後輩が一緒にお仕事に加わっていたそうなのと、花輪さんという新たに新キャラとして加わる方がいらしたので、役作り上自分が出す声にかなり神経を使ってらした雰囲気で(^^ゞ まぁ、ここまで可愛い系ボイスは他に無いですものねぇ~ 毎回これでもか!な引き出しをありがとうです いや、本当にたっつんの声域では大変だろうな~と毎回思うんですよね。 羽多野さんもそれは毎回感じてるみたいですし。 でも、今回もとっても可愛い佑真でした(^^) 羽多野さんの秀は、以前は高1にしては落ち着き過ぎ?とちょっと思ったりもしたんですが、2年経ってそれなりに性格や言動に成長を感じられるようになると、この低音ボイスがシックリ来るようになってるのが楽しいですね。 本当なら16→18なんて大した差は無い筈なんですが(爆) でも、見た目も声も制服に違和感を覚えるほど大人びて見える秀が、今回は珍しく嫉妬したりスネたり、焦ったりと原作のあとがきにも書かれていたように、年相応な一面を見せる秀となったわけで。 声のギャップも無くなり、その辺は本当に4作続いた作品という事もあって非常に主役の4人は安定感を持って聞く事が出来ました。 他の主役2人である武内さんと紀章さんはお当番じゃないから出番はグッと少なめなんですが、これこそ大人?の存在感にお2人の声が花を添えていたという気がしました。 さて、今回の新キャラ・武居に花輪さん 最近はこういう落ち着いたキャラが増えてきて、やっと慣れてきたとフリートークでは仰ってましたが、花輪さんの中低音の優しい声が実に武居とマッチしていてすごくよかったように感じました(^^) この声で武居の言葉を聞くと、佑真が断れなかった気持ちがちょっと理解出来る気がしましたよ(爆) 倒産してしまったインターさんから出た最後のCDの中の1枚となったこの作品 (個人的に本当のラストに手にしたインターさんのCDは「神官は王を悩ませる」の初回版に付いてきたCDでしたけど)
本当にシリーズで出てる作品の最後までギリで出しきってくれた事にホッとしてます。 そうじゃなかったらきっと悶々としていたと思います。 にほんブログ村 にほんブログ村 ↑よろしければ1クリックお願いします 励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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そうですね・・・
インターさんの会社としての新譜は、ほぼこれが最後くらい? 無事にシリーズを締めくくってもらえて良かったと思います。 倒産してしまった会社さんで出ていたシリーズもので・・・出来たら完結まで行って欲しかった!ってありましたからね。 少なくとも、最後まで努力していたんだなぁ・・・と。はい・・ (2010.12.17 21:07:19)
私もこの原作を読んだ時、佑馬に腹立ててました~
受験生でナーバスになってるのを気にしてるなら・・それはないだろうって思ったんですよね まあ上手くまとまってくれたのでよかったんですけど・・ このシリーズは同人誌が好きなんですよ・・・ できれば同人誌のほうまでCDになってくれたらなんて思ったくらいですけど もう夢になっちゃいましたね・・本当に最後まで出てくれてよかったです (2010.12.18 18:05:27)
こちらにもありがとうございます(^^)
>そうですね・・・ >インターさんの会社としての新譜は、ほぼこれが最後くらい? そうですね~あとは特典CDとして神官の新刊(笑)についていたのが最後でしょうか? 本当に突然の倒産劇でしたので(>_<) >無事にシリーズを締めくくってもらえて良かったと思います。 >倒産してしまった会社さんで出ていたシリーズもので・・・出来たら完結まで行って欲しかった!ってありましたからね。 >少なくとも、最後まで努力していたんだなぁ・・・と。はい・・ 本当にそうですね。 私も最後までーー!と切望していたのに、途中で止まったままの作品がいくつもありましたから(/_;) それらに関してはどこかで本当に拾って続きを出して下さらないかしら?と今でも思ってます。 なので余計にこのシリーズだけでも最後までCD化してくれた努力に感謝です。 (2010.12.19 15:10:00)
こんにちはー(^^)
>私もこの原作を読んだ時、佑馬に腹立ててました~ >受験生でナーバスになってるのを気にしてるなら・・それはないだろうって思ったんですよね ですよねっ! 気を遣ってるって肝心要のとこで遣えてないんですよ!2年間何してたんだー!と(笑) >まあ上手くまとまってくれたのでよかったんですけど・・ >このシリーズは同人誌が好きなんですよ・・・ >できれば同人誌のほうまでCDになってくれたらなんて思ったくらいですけど >もう夢になっちゃいましたね・・本当に最後まで出てくれてよかったです 同人誌読んでみたいんですけど、全く持っていなくて・・・ そのうち総集編にしてくれないかな~?と密かに狙っているんですが(^^ゞ 同人誌の方がイイ!という作品結構ありますよね! やはり、作家さんのやりたい方向で出されてる方が多いから、その辺が良かったりするのかしら? 甘いのが多いですしね(^_-)-☆ (2010.12.19 15:14:34) |