SOLILOQUY

NO.6　第6話「密やかな危機」


「殺されたとしても君の傍にいる！」


祖母の死でNO.6に戻った沙布
そこで感じたモノは・・・




沙布って子は紫苑と一緒で、NO.6の中の世界しか知らない純粋培養な子
それ故に恐いもの知らずというかまっすぐというか・・・
今までは気の強い子のイメージが強かったですが、それだけじゃないモノを感じた６話でした。




おばあさま、亡くなってしまいましたね(>_<)
知らせを聞いて急ぎNO.6に戻った沙布でしたが、残されたモノは眼鏡と膝かけだけ。
しかも、その膝かけに祖母の残り香がは無くて・・・

それまで普通に眺めていた筈の景色が突然異質なものに映る沙布


「おばあさまは幸せに逝かれました」
「幸せに？おばあ様は・・祖母は幸せだったのでしょうか？
本当に幸せだったのでしょうか？」

えっ？そんな発言しちゃったら・・・沙布にフラグ立っちゃった？



不安になり、会いたくなって紫苑に連絡を取ろうとするが連絡が取れない
重犯罪者ーーー

「紫苑がそんな事する筈ないじゃない！！」



その足で紫苑の母の店までやってきた沙布

「嘘ですよね？全部嘘ですよね？！」


紫苑は矯正施設にではなく、どこかに逃げたんですよね？と訊ねる沙布
矯正施設に入ってるのだとしたら、あまりに火藍の様子が落ち着いているから
息子を失った母親の顔じゃないと。

（さすが頭イイ！鋭いです）


「紫苑はNO.6の外にいるんですね？」
「・・・・・・・・・・西ブロックよ。それだけしかわからないわ」


散々ためらい、そう告げる火藍
するとそれだけ聞いて外へと出ていこうとする沙布を止める火藍

「会いに行きます！」

西ブロックがどれだけ恐ろしい場所かもわからず、とにかく紫苑に会いたいと
二度と帰ってこれなくても後悔しない

「会いたい・・紫苑に会いたい　彼の事愛してますっ！」

ずっとずっと紫苑だけを愛してたとまっすぐに火藍を見て言う沙布を抱きしめる

「ずっと１人で耐えてると思ってた。でも、貴女がいたのね。
紫苑の事思ってくれる人がいた・・ありがとう」

それでも尚、沙布を止めようとした火藍だったが

「紫苑の気持ちなんて関係ないんです。
ただ待ってるなんて出来ない。会いたくてたまらない。だから行くんです！
もし、このまま彼が帰ってこなかったら・・・」

沙布の強い意志に止める事が出来ず・・・
すると去り際に

「彼の傍には誰が居るんです？」
「ネズミ・・かしら。それしかわからないわ」

それを聞いて飛び出していく沙布
１人になった火藍は沙布の忘れ物に気付き、慌てて追いかける・・・が


外では、治安局の男たちに沙布が連れ去られていくところだった
隠れているしか出来なかった火藍

やっぱりかーーっ！ジタバタ (((o(><;)(;><)o))) ジタバタ
あの発言はマズかったよなぁ


「紫苑ーーーっ！！！」


沙布が自分を呼んだような気がした紫苑
戻ってきたネズミからイヌカシが呼んでいると教えられる


今回呼ばれたのは、イヌカシの母犬の兄弟犬が亡くなったので埋める手伝いをする為だった。
ネズミは見ていながら全く手を貸そうとせず、力河も嫌嫌手伝っている感じ。


「俺はおまえに言われたモンを揃えなきゃならないんでね」

ネズミの言葉に腹を立てて追いかけまわしているうちに力河も手伝いを止めてしまって。
しかし、紫苑は力河に何を頼んだのか？



どうしたらいいのかわからず立ちつくしていたところへネズミが。
火藍は何か思い付く



冬の土を掘るのは大変な作業だったようだが・・・
そこから春が近付いている＝寄生バチが本格的に羽化が始まるという話になる

「最高の主役が演じるのは最高の悲劇、最高の喜劇、どっちになるかな？」

春までに一度帰ろうと思っている事。唯一自分の周りで生き残った者（自分）を使って血清を作ろうと思うと話をする紫苑。
そしてその為に注射やビーカーの手配を力河に頼んでいたのだ


それを聞いた途端、カッとしたネズミは椅子を蹴り飛ばして紫苑を転ばせ、上からのしかかって首を絞める

この２人はしょっちゅう上下入れ替わって押さえ込みしてますな～（爆）
どっちの形が自然ですか？（≧m≦）ぷっ！


「俺がアンタを殺さない。そう思ってる？」
「思ってる」

その言葉に一瞬ハッとしながらも、ナイフを突き付けるネズミ

「そんな事の為にアンタを助けたんじゃない」

じゃあ、何のために助けたの～？（ニヤニヤ）

何もせず、時が来るまで（NO.6に止めをさすまで）ジッとしてろと
結局、殺す事なくそのまま立ち上がろうとしたネズミの手を掴む紫苑

この辺も見ようによってはエロい
紫苑の血を最初は舐めるのかと思っちゃったし～（腐）
立ち上がろうとするネズミの手を掴んだ時は正直ｷﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━！！！！！　と（←バカ）


「なぜそんなに憎む？君とNO.6の間に何があった？」

しかし、なぜかその事に触れられると背を向けてしまうネズミ

「復讐なのか？」

今回は退かない紫苑に

「俺とNO.6、どっちを選ぶ？」

うーん・・一瞬「私と仕事、どっちが大事？」という陳腐な台詞を思い出してしまった(^^ゞ


「俺たちはいずれ敵になる」

母のいるNO.6を愛している紫苑と憎んでいるネズミ

「なんで何でも君は二分するんだ」

愛しているか憎んでいるか
敵か味方か
壁の内か外か

そこで紫苑はその壁を壊してNO.6そのものを無くせばいいと考えるが、ネズミはそんな紫苑を逃げ道を探して傷付かないようにしているだけと言い放つ。
絵の具ではない。混ざり合う事はない。壊した先にあるのは地獄だと。
どちらかがもう片方を滅ぼすしかないと

だから、ネズミと紫苑も１つにはなれないと

（ここで、シちゃえばなれるよと呟いたのはココだけの話／笑）

「やってみなくちゃわからないだろう！少なくとも僕は君の敵にならない。
殺されたとしても君の傍にいる！」

無意識だけど、ものすごい愛の告白
綺麗事と信じられないネズミに対し、決意とまっすぐネズミを見つめる紫苑

またも紫苑に背を向けて部屋へ入ってしまったネズミ
そこに火藍の所に現れたネズミが戻ってくる
ネズミが持っていた手紙を見て驚く
だが、紫苑に知らせようとして一歩前に出した足が止まる



「イイのか？この事を紫苑に教えて・・・
そうしたらきっとアイツはNO.6に駆けつける　たとえ自分の命が・・・」

紫苑のコート
２人分の食器と２人分の本

そして躊躇いなくネズミはその手紙を握り潰すーーー







やっぱり今回の見どころは何があってもネズミの傍にいる！と宣言した紫苑の言葉と、
どんな事でも二択で紫苑に迫る（？）ネズミが、紫苑が誰よりも大事にしている母親からの援助の内容が書かれた手紙を握り潰したラストシーンに限るでしょうね！

もう言葉の端々に「俺の味方だよな！誰よりも俺（だけ）を愛してるよな！」という思いが見え隠れし過ぎてて・・・照れた（笑）

しかし、そんなに時間が経ってるわけじゃないのに、すっかり紫苑との２人の生活が部屋全体に染みわたっていて
それは部屋だけでなく、ネズミの心まで。
前回、イヌカシに紫苑の存在を急所扱いされていたネズミですが、やっぱり紫苑をどうしても失いたくなかったのよね！
そしてきっと、この作品を腐目線込みで楽しみにされてる方は絶対に「沙布、行かなくていい！もう紫苑には恋人がいるんだから！」と心の中で叫ばれた方多々だったのでは？（笑）

その沙布の為にネズミが紫苑を失うなんて事、絶対にあってはいけませんーーーっ！ジタバタ (((o(><;)(;><)o))) ジタバタ（←バカ）


しかし、紫苑の母の前で愛の告白とは・・・もう手段を選んでる場合ではないと彼女の野生の血が知らせたんでしょうか？（違っ）





＜トラックバック用URL＞http://tb.bblog.biglobe.ne.jp/ap/tb/3696484d32



　←よろしければ１クリックお願いします




　NO.6 VOL.1【Blu-ray】

　TV ANIMATION NO.6 ORIGINAL SOUNDTRACK