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カテゴリ:がんばれ地方競馬
ミツオーです。あまりに寒くて、寝室にエアコン入れました。今冬初。
さて、福山競馬の件、ニュースをお聞きになっていることと思います。 ここでしっかりと確認しておきたいのは、福山競馬の廃止が正式に決定したわけではありません、ということ。 かなり苦しい状況であることは間違いありませんが、まだ決まってません。存続の可能性は、…可能性という意味で言えば、まだあります。 ので、この段階でこれを語ることはマズいことなのかもしれません。 が、日替わりライターブログで小枝さんが、数年前のばんえい競馬廃止の危機について思い出す、という内容のことを書いておられたので、それに便乗するカタチで書きます。 まず、昨年末をもって荒尾競馬が廃止になったわけですが、これが正式に決定されたとき、わたしが思ったのは、連鎖を呼ばなければよいが、ということでした。北関東から競馬が消えた2004年度、あのときはまさしく廃止の連鎖とも言うべき流れで、一気にそれがやってきたのでした。 今から思えば、たとえば宇都宮競馬などは、あの段階で廃止しなくてはいけないほど追いつめられてはいなかった。賞金レベルも売り上げレベルも、そして累積赤字云々という意味においても、現在、もっと苦しい状況で経営を続けている競馬場は複数あります(宇都宮競馬には、新競馬場設立のための基金というものがありました。要するに貯金ですが、これが当時まだ数億円残されていた。もちろん、競馬場を新たに造るにはほど遠い金額にまで、取り崩されてはいましたが)。 それが、粘り腰などまるでナシに土俵を割ってしまったのは、県人気質やら何やら要因はあるでしょうが、やはり廃止の波に乗っかってヤメてしまおう、という空気みたいなものを、存続派が打ち破れなかったからだと感じています。 その後、廃止をささやかれた、あるいは危惧されたり確実視された競馬場はいくつかありました。小枝さんが書いておられるように、ばんえい競馬も、開催場をどんどん減らして帯広のみにまで縮小しましたが、しかしそこで踏みとどまっています。 樽募金をして急場をしのいだ競馬場もありました。 年度開始直前まで無理と言われながら、4月の数日前になって急転直下、開催が決まった場もありました。 なんとしてでも踏みとどまる、存続していくのだ、という強い思いと工夫が、そうした競馬場での開催を続けさせてきたと思うのです。 廃止の連鎖は止めなくてはいけません。 絶対になくさない。続けていくのだ。こういう想いは、廃止がささやかれたり危惧されている競馬場はもちろん、それ以外の競馬場においても、関係者が強く持ち続けなくてはいけない、こういう機会にその思いを新たにしなくてはいけない。そこから、工夫や方策が生まれる。 わたしはそう思うのです。…こんな抽象的なことしか言えないのが実に歯がゆいのですが。 ひとつ願うことは、福山競馬でもほかの競馬場でも、関係者全員が一致した意識と方針を持てるような、そういう機会と組織的なものをつくってもらいたいということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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