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カテゴリ:ワイン会・オフ会
前編より続く。
焼きとうもろこしの冷製ポタージュ クリーミーで、甘味と塩味が良いバランス。 淡い甲州も苦いソーヴィニヨンブランも甘めのシャルドネも、白なら全てに対応可能。 ここより赤編。画像ピントがずれてしまった。 9:アンサンブル藍茜2009 香りは杉、革、カカオ、土、ブラックベリー。 味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と甘味。 グラスに注がれた直後は、杉の香りが強く出て、チリや若いメドック・カベルネっぽい印象が強かった。 これは時間経過で落ち着き、そこからは自分が知る藍茜の味と香り。 この美味さは一体何なのか、話を聞いてみると 「正直、藍茜はやり過ぎました。完全にオーバースペックです。」 「おかげでコストは高く付いてますが、多くの人が手を伸ばすスタンダートラインにこそ一定以上のクオリティが必要との判断から、あえて踏み切りました。」 (こんな感じのコメントだったかな?) ・・・やっぱりあれは普通じゃなかったようだ。 同価格のオーメドックとかと比べても、完全に勝ってると思えた美味さ。 この価格の低さ(安さとは言わない事にした)と完成度の高さには相当な方針と決断があったらしい。 少なくとも自分は、このワインを飲んでメルシャンのファンになったと言っていいw。 メルローの渋味と重さをベリーAの甘味と軽さで補い合う、藍茜の若飲み適性の高さも自分向きで気に入ってる。 10:長野メルロー2007 香りは杉、土、カカオ、ブラックベリー、チョコレート、インク。 味は渋味と甘味。余韻に苦味と甘味。 こちらも最初はチリっぽい雰囲気だったが、15分程度の時間経過で徐々に解消。 流石に上位ランクなだけあって、藍茜と比べても渋味と甘味のバランス感は上。 味と余韻の伸びも同一線上に格上なのが分かる。 惜しむらくは、藍茜の完成度とコスパの高さ故に、このボトルを積極的に選ぶ動機が薄くなる事か。 正直、自分には藍茜で十分満足出来てしまう。 熟成のポテンシャルは確かなのだが、若飲み好きの自分には必ずしも必要ではない。 藍茜の美味さがこんな形で足を引っ張るとは皮肉。 何だか長野メルローの感想のはずなのに、藍茜の事ばっかり出てきてしまうw。 一人で1本じっくり飲むと、また感じ方も変わるかもしれない。 その時が来たら、サントリーの「登美の丘」との飲み比べもやってみようと思う。 イベリコ豚のグリル 実山椒味噌風味 ああ、これは良い味だ。メルローにバッチリ合ってる。 山椒と味噌が、土や杉の香りをソフトに包み、肉と脂の旨味と甘味がワインの渋味をしっかり受け止める。 特に山椒の香りと風味が、一緒に飲むワインの幅を拡げてる感じ。 11:マリコヴィンヤード・メルロー2007 味も香りも、基本は長野メルローとほぼ同じ。 だがこちらの方が長野メルローと比べても、もっと まとまりが明確 特に甘味の出方がクリアー。 樽も効いてて、長野より さらに熟成で化けるタイプに感じる。 10年位は寝かせてみたい。 限定生産の上に入手ルートも限られてる結構レアなワインなので、ファン向けアイテムの側面も有るのかな? 品質はかなり上等なものと思う。 心なしか、色合いも先の2本より綺麗に感じる。 やはり赤は「アンサンブル・藍茜」が頭一つ抜けた。 出来が良過ぎるのも考え物か。 この高コスパによって、高級レンジの存在感が霞んでしまう。 ファーブルトン(チェリーのクラフティー) パンプディングみたいな食感だね。 紅茶が飲みたくなる。 御馳走様でした。 あわ4種の制覇、ボトムラインナップの確認、上位ボトルとの比較等、かなり興味深いワイン会となりました。 有難うございます。次回参加する時も宜しくお願いします。 とりあえず、来月頃には「甲州きいろ香」と「ももいろメルロー」の購入を前向きに検討してみよう。 シャルドネやソーヴィニヨンブランと同列に見られる甲州というのも探してみたい。 デイリーと贈答用に「萌黄」のストックも増やすつもり。 二次会編に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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