|
カテゴリ:ラングドック・ルーション
もらいもの ラングドック・ルーション AOPコトー・デュ・ラングドック シャトー・ポール・マス・クロ・デ・ミュール2014 Chateau Paul Mas Clos des Mures ル・ドメーヌ・ポール・マス Les Domaines Paul Mas シラー85%、グルナッシュ10% ムールヴェドル5% (リュット・レゾネ栽培?) ステンレスタンク発酵 60%を樽でマロラティック発酵 フレンチオークとアメリカンオーク樽で熟成9ヶ月(新樽率30%) アルコール分14.5% 輸入:モトックス株式会社 参考価格:2000円前後 色はやや濃い赤紫。 香りは杉、土、胡椒、カラメル、ブラックベリー、革、トマトピューレ、豚レバー?唐辛子? 味は渋味を伴う酸味と薄い苦味。余韻に渋味と苦味を伴う甘味。 綺麗な味。なんか、・・・各要素が「整ってる」。 ややワイルドな香りと、バランスの良い味構成。 渋味にばかり走らず、酸と樽由来の(?)苦味を上手く絡めて、端整な雰囲気を演出。 渋味は有るが飲み易く、樽の苦味に果実味を乗せた様な滑らかな流れ。 むしろ余韻の渋味の方が存在感が有る。アルコール感のボリュームは有りそうで無い。 120分以上の時間経過でも変化無し。(室温20℃、湿度50%) 味の奥行とかは、やっぱりラングドックの枠内なのかな!? シラー主体にしては重厚感やらボリュームが少々物足りない。(多分、地域の特徴より作り手の意図が強いと思う) それをカバーするための、高アルコール度と樽感を合わせて複雑な印象を底上げなのかもしれないが、元の味に勢いの欠ける部分が有るので、イマイチ頼りない感じ。 でも、それが上手い事バランス感を出し、飲み易さを両立する方向にも働いてるので、これは好みの問題だな。 総合的には綺麗な赤ワイン。 樽の効いた高めのアルコール度の赤と言えばスペインにもよくあるが、あちらより明らかに上品。 綺麗過ぎて飲み応えに乏しい雰囲気も出てるが、ローヌのシラー系ワインよりも比較的軽めに仕上がっており、スパイス香もうるさくない。 2300円位の右岸ボルドーの廉価代用品と考えれば、これはこれで納得いくモノを持ってる。 渋味が強そうで強くないから、肉料理向けではあるが、アブラは要らない。 チーズ類位の脂肪分と塩味で丁度良い。ベーコンを乗せたピザが適任。 値段相応。 相応だし完成度も高いけど、値段の割には期待ハズレに感じる部分も目立つ。 ポール・マスの高級レンジが低価格帯と比べてコスパ悪いってのは知ってたしw、少し飲み手を選ぶ。 ★楽天検索 ポール マス クロ ミュール★ 楽天扱い約28件 1728円~2380円 平均2000円前後 自分の様なw安ワイン慣れし過ぎてる人間だと、オススメし辛い。 ポール・マスの1000円位のワインと比べて、値段は1.8倍でも、味の良さは1.4倍、満足度は0.6倍。 スパイス香が有ってもいいなら、ギガルやペスキエのACローヌの方が飲み応えとコスパは確実に上。 やはりマスは約1000円のヴィニウスが至高の作だなw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/06/06 04:10:49 AM
コメント(0) | コメントを書く
[ラングドック・ルーション] カテゴリの最新記事
|