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カテゴリ:日本酒
埼玉県 秩父市 秩父錦・特別本醸造・本生原酒 ChichibuNishiki TokubetsuHonjouzou HonNamaGenshu 株式会社 矢尾本店 kabushikiGaisha YaoHonten 国産米(山田錦か美山錦?)、国産米麹 (精米歩合70%) 醸造アルコール 2015年6月製造 アルコール度 19 購入価格:704円(1404円の処分特価50%off) 香りは蒸し米、スチールウール、柚子の皮? なんか野暮ったい香り。 甘味を軸に後から酸味が伸び、甘味混じりの苦味がアルコールの余韻と共にジワリと残る。 2年の熟成からか、甘味が希薄な割に目立った感じになってる。 多分、元はかなり原酒の重さと勢いにまかせた味だったのかもしれない。 流石に香りはショボいな。 特別本醸造とはいえ、精米歩合は7割だし、この辺は普通酒以上を期待するものではないだろう。 安酒特有の金属臭が気になる。(元値1404円なら決して安くはないんだけどね) 熟成で甘味にやや伸びが出てきた一方で、原酒的な重厚感は落ち着き気味。 おそらく本来の秩父錦の本生原酒とは大分毛色が変わった味になったと思われる。 色も薄ら黄金色に近づいてる。とりあえず、こういうもの、と理解。 料理は刺身系が無難。塩辛やカマボコとかだと酒に着いていけない。 余韻のアルコール感を受けるために、多少アブラの乗った魚だと捗る。 今回スーパーでタイムセール半額で買った刺身3点盛りをツマミにしたが、赤身マグロやイナダだと身の味がアルコールの感覚に振り回されるのに対し、トラウトサーモンの刺身だと脂のコクと甘味が酒を上手に受け止めつつ、余韻のアルコール感も綺麗に流す。 なお、刺身のツマの大根や人参が口内リセットにやたら良い働きをしてくれたのも確か。 これらのおかげで、酒とツマミの味をハッキリ分けて感じ取れる。 生魚をツマミにする時は、こういう寿司のガリ的なリセット食材が有ると全然違うわ。 今回は特にそれを実感した。生原酒と刺身を合わせるなら常識か!? もし無理なら生姜や山葵の薬味でカバーするのかな。 704円なら値段以上。 だが元の1404円だと(2年古酒という点を考慮しても)期待ハズレに終わってたかも。 「生原酒」と「本醸造」の補正効かせても、1200円前後がいいとこか。 本醸造の生原酒って、菊水・ふなぐち・一番搾りっていう超強力な代表選手がいるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/06/08 03:28:38 AM
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