ストレスと寄り添いながら生きていく・・・
今、多くの人が「脳ストレス」によって心を病んでいます。うつ病は、今や「心の風邪」といわれるほど身近な病になってしまいました。自分自身苦しんでいる方、身近な人がうつ病になり悩まれている方もいらっしゃるでしょう。多くの人は、病気になれば病院に行き医者の診察を受け、処方された薬を飲むのがもっとも良い治療法だと思っているはずです。でも医者が処方する薬に頼るより、私たちのカラダはもっと安全でもっと効果の高い「秘薬」をつくる能力を持っているのですから、その能力を引き出してやることの方が大切です。心が弱ってしまった人に対して「元気だして!!」といってもそれは無理な話です。「ストレスには勝てない」と理解すること。「ストレスに立ち向かう」必要はないと気持ちを切り替えること。次に、「心のストレス」を「脳ストレス」と置き換えその原因と対処法を知ること。そして翌朝に、「太陽の光浴びる」こと。それだけでまったく違ってきます。どんなに小さくてもいいので、その一歩は自分の力で歩んでください。もしあなたが当事者でないのなら、本人が努力できるように見守ってあげてください。カラダのリハビリをする場合、弱ってしまった機能を復活させるのはどんなに苦しくても自分自身で努力するしかありません。ココロのリハビリも同じです。規則正しい生活、バランスのとれた食事、リズム運動・・・。これらを毎日続けるということは、これもストレスになります。でもそうした「適度なストレス」を、自分でコントロールしながら自分に課していくと脳は活性化し、その人の持つ能力を引き出しさらには健康維持に必要な「 秘 薬 = セ ロ ト ニ ン 」も出してくれます。もちろんセロトニン神経を鍛えるだけでは対抗しきれないほど、ストレスが大きくなることもあるでしょう。その時は、思いっきり泣いて「 ス ト レ ス を 洗 い 流 せ ば 」いいのです。疲れたら、カラダを休めればいい。つらいときは、泣いてしまえばいい。そして、休んだら・・・、また自分の足で歩きだせばいいんです。それが、「ストレスと寄り添いながら生きていく」ということだと私は思います。