知らなきゃよかった・・・トクホの真実
前回に引き続きトクホ(特定保健用食品)についてあくまでも中立的な立場で。そもそもトクホってなんだっけ?トクホの定義は次の通り。「食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする商品」うーん・・・、お役所特有のわざと分かりにくくする表現。要は痩せたい人には痩せる効果が期待できるんじゃないか?というお墨付きみたいなもの。以下、出典:横行する「トクホ」食品の嘘 - 三万人のための総合情報誌『選択』より「トクホ認可の根拠となる臨床実験は、その条件が特殊で一般に当てはまらないものが多い」 こう語るのは筑波大学名誉教授で、農学博士の鈴木正成氏だ。同氏はトクホ業界に直接関わりながら、そのいかがわしさに長年疑問を呈してきた。鈴木氏は長年、油脂と肥満の関係を研究してきた第一人者だ。その経験を基にエコナの「肥満気味の方、中性脂肪が高めの方におすすめします」との宣伝に疑問を持ち、自ら実験を行った。通常の植物油と比較し、ラットと人に投与したところ脂肪燃焼や中性脂肪上昇の程度に差はなかった。鈴木氏がこの結果を〇二年の日本肥満学会で発表しようとした前日に事件が起きた。花王の担当者が大学を訪れたのだ。担当者は「会社の実験で効果があった」として、十五本前後の論文を持参した。しかしその論文が極めて限られた条件下での代物だったのだ。鈴木氏はこう言って呆れる。「調理に使わず飲ませたり、糖尿病患者を使ったりして得たデータがほとんどだった」しかもその担当者は鈴木氏に「発育期の子どもと、肥満していない一般の方には効果がない」と認めた。これを、誰にでも効果があるかのような文言で売っていたのだ。鈴木氏はこの時、担当者に「効果が確認できなかったデータもあるのではないか」と問い質した。なぜこのようなことが横行するのか??そのカギの一つとなる公益財団法人がある。七百社以上の食品メーカーなどが加入する「日本健康・栄養食品協会」だ。定款にも謳っているが、トクホを広めるための窓口となる利害関係者集団だ。案の定、常務理事は厚生労働省からの天下りが座っている。〇九年の消費者庁発足を契機に、トクホの所管は厚労省から移ったが、縄張りには変化がない。天下り・・・この協会の問題点は「健康・栄養食品研究」という学術誌の編集・発行だ。トクホの申請には学術誌での発表が求められる。つまり、「自作自演」のようなこの雑誌でも可能だ。もちろん、他の学術誌に投稿されるものもあるが、食品メーカーが加入する団体でこうした雑誌を出していること自体が疑念を呼ぶ。ここで産官学が手を結ぶのだ。普通第三者機関がやりますよね臨床試験を請け負う総合医科学研究所(総医研)という企業がある。ここはトクホの臨床試験を得意とし、「七割前後」(日本経済新聞)ともいわれたシェアを武器に〇三年に上場(現・総医研ホールディングス)を果たしている。手元に、その時期の「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」という文書がある。創業者を筆頭とする株主には、何人もの学者が並ぶ。食品の効果を科学的に分析すべき学者が利害関係者になっていたのだ。ここでも産学は密接な関係にあることが分かる。おいおいおいアメリカ食品医薬品局(FDA) 認証済みのサプリは 日本製より安心で安全! カラダの悩みを解消する "おすすめサプリ"を 直輸入で格安提供! “あんしんサプリドットコム”