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がんは感謝すべき細胞です。

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2006.07.07
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カテゴリ:健康・ダイエット
プロ野球の王貞治監督が「胃がん」に罹病し、入院・手術・治療のため「休職」するという報道がありました。

これを知り、私は大変、残念に思うことがあります。

それは王監督の奥様が、既に「胃がん」で死亡しているという事実です。
残酷な言いようかも知れませんが、敢えて言わせていただきます。

同監督は、最愛の妻を奪い去った「がん」というものの真相を知る機会を逃してしまったために、自分も同じ病気に罹病した。

もし、人間が他の動物に比べて、優秀なところがあるとすれば、脳が格段に発達したため「学習能力が高い」ことです。

一般論で言っても、日本人の3人のうち一人がガンで死んでいるという事実があるのですから、「生命」であれば、がんに無関心ではいられません。
「がん」とは、どういう病気なのか?
「病気」とは、本来、どういうことなのだろうか?

学習意欲が沸いてきて当然です。
「生命を健全に維持する」のが生命であり、これに対して「敵」が現われれば、まず、真の「己」を知り「敵」を知りたいとするのが精進であり、学習です。

しかし、多くの日本人は、このような「本質的な思考・学習」を回避し、目先の雑事・刹那的な快楽に溺れています。

ここに「幻想」に縛られた弱い日本人の典型を見ます。

「幻想」から開放されましょう。

                 ☆                    

私たちの腸内には、約500種の細菌がおり、その数は約100兆個といわれています。
もう少し、分かりやすい数値として、大便1グラム当たりに約3000億から5000億個の細菌が含まれています。

私たちは、この細菌様たちと共生しています。
まさに、腸内は小宇宙です。

この腸内細菌の形態は、健全な状態ではビフィズス菌を中心として乳酸桿菌などの乳酸菌が優勢になっています。
この場合、腸内での消化・原子転換・合成・吸収などの活動が本来の生理システムに従い、バランス良くスムーズに営まれます。

その結果、綺麗なサラサラした正常な血液が腸内で作られます。

しかし、肉・卵・牛乳などの動物性蛋白質や
ビタミン・ミネラルがほとんど取り除かれた精白食品(白米・白砂糖・白パンやうどんなどの小麦粉製品・白砂糖・食塩)、
農薬や食品添加物まみれの食品、
外国から輸入された食品、
  などが腸内に入ってきますと、
本来の生理に合わないものですので、消化以下の動きがスムーズに行われなくなります。

すなわち、これらが腸内に停滞し腐敗していきます。
「腐」という字は「五臓六腑」の「府の中の肉」です。
その結果、蛋白質(アミノ酸)から有害物資(アミン・アンモニアなど)やガスが発生し、バクテリアやウイルスが作られます。

これと同時に、今まで劣勢だった大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌が優位となり、
腸内細菌構成比のバランスが乱れます。

やがて、腸粘膜を刺激して、微小な傷を与え、そこから有害物質やウィルスなどが血管に入り込み、血液を汚し、その汚れた血液が全身を巡ることになります。

たまたま、上気道組織の細胞の抵抗力が弱かったため、そこに異状刺激を与えます。
それに対して、恒常性維持機能(自然治癒力)が作動し、血液が集中して炎症が生じます。
鼻やのどなどの上気道に炎症ができるのが「風邪」です。

風邪になりますと、
 咳が出る  
 熱が出る 
 鼻水が出る 
 痰が出る   という症状になります。
全部「~が出る」です。自然治癒力が作動して「毒素」を出しているのです。

 あらゆる病気の症状は、治癒反応であり治癒工程です。

ですから、炎症というのは風邪を治そうとして発症し、あらゆる手段を尽くして「悪いものを体内から出そう」と一生懸命に頑張ってくれている、ありがたい健康維持装置といえます。

ですから、このまま、炎症という自然治癒力に任せ、そして自然治癒力を高めていきますと、
毒素を出し切り、炎症は消え、風邪は根治されます。

私たちの心身は、病気の治し方を知っています。
これこそ、自然治癒力です。
これこそ「生命」です。

(原因) 本来の食べ物ではない食品を入れ過ぎた。
(結果) 風邪(病気)になった。
(対策) 自然治癒力(自分で治す力)に任せ協力して、毒素を出してあげる。

 これが、あらゆる病気の基本です。  

がん細胞は、強力な炎症です。
たまたま、胃組織の細胞の抵抗力が弱ければ、胃に炎症ができ「胃がん」と言われ
     それが大腸であれば「大腸がん」
     子宮になると「子宮がん」と言われるだけです。

本来は、全身の血液が汚れている全身病です。
つまり、次から次へと「転移」するのは「当たり前」です。

この全身病に立ち向かい、健康を維持しょう(恒常性維持機能)と孤軍奮闘しているのがガン細胞という炎症です。

汚れた血液が原因ですから、汚れてしまった血液を綺麗にサラサラにしてくれる浄血装置として働いてくれているのがガン細胞です。

「ガン細胞様、ありがとうございます。感謝申し上げます。
私も貴方様の負担が軽くなるよう、がんばり、自然治癒力を高めるよう精進しますので、
よろしくお願いいたします」と応援してあげなければなりません。

つまり、本来の食べ物を良く噛んで少量食べて、
腸内細菌群を正常な状態に回復させ、
綺麗なサラサラ血液を作り、これを全身に巡らせますと、
自然治癒力が高まり、
浄血装置の必要性がなくなりますので、ガン細胞は少しずつ消えていきます。

やがて、がん細胞は消え、根治となります。

もっとも、食生活を食い改めるだけではなく、ストレスを解消し明るい気持ちで、
希望に満ち溢れた目標を持ち、夢を描き、プラス思考でいきましょう。

一日60分は散歩しましょう。

自分の自然治癒力を信じましょう。

病は氣からです。

ここで、風邪に戻ります。
風邪にかかったら「暖かくして寝る」のが一番と良く言われます。
その通りです。
自然治癒力が働き、
暖かくしますと「汗が出ます」
汗が出ますと「毒素が出ます」
寝ますと「食べ物が入りません」つまり、小断食です。
入ってこないと、悪いものを「出す」ことに専念できます。

               ☆
 
「体内に悪いものが溜まっているよ」という警告が病気です。
ですから、自然治癒力を高めて、悪いものを徹底的に出してあげれば良いのです。

悪いものを出し切るまでに、湿疹・痒み・頭痛などの反応があります。

これは「好転反応」といい、身体の深層に隠れていた悪いものが、表に出てきた証拠です。

つまり、いよいよ本格的な治癒工程に入りましたよ、という自然治癒力の中間報告です。

ここで自然治癒力を信じて、湿疹などの痛み、辛さに耐えなければなりません。

この辛抱が、この精進が、「根治」という最終報告をもたらします。

さて、ここに「最終報告」に一歩近づいたかたがおり、「最終報告に限りなく近い報告」本を出版されました。

このかたは「乳がん」でした。
これを自力で克服した実践の書です。
今まで「ガンの真相を知る機会」を逃してきたかたは、最後のチャンスと決断し、精読されることをお勧めいたします。

 最後になりましたが、王監督が一日も早く「がんを根治」して、健全なる心身を取り戻すことを祈念いたします。

題名:ガン呪縛を解く
著者:稲田芳弘
定価:本体1800円
申し込み:http://www.creative.co.jp/m/books/index2.html









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Last updated  2006.07.07 14:22:46
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