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テーマ:政治について(20230)
カテゴリ:健康・ダイエット
「30年以上前の農薬の影響だとしたら、まさに想定外だ」
9月7日の北海道新聞朝刊に、函館市内の農家が「生産」したカボチャから、残留基準を超える農薬・ペプタクロルが検出され、直ちに回収したが、出荷数の約9割が既に小売店などに出回り、これらは回収できなかったという記事がありました。 このカボチャを生産した農家は「30年以上前には、ペプタクロルを使用していたが、禁止になってからは使っていない」と述べています。 北海道農政部や農協幹部に襲撃が走り、巻頭の文言が発せられたという。 この事実は、「生産」者のみならず、その指導者であるべき「専門家」までもが、カボチャが土壌の中で生育され収穫されている事実を知らないことの証明になります。 彼らは「専門家」を名乗っている「商人」それも「死の商人」に過ぎません。 つまり、彼らは、カボチャを始めとする農作物が、他の「商品」と同じように「工場」で「生産」されていると確信しているようです。 「効率良く、大量生産」するために、化学肥料を撒き、殺虫剤・除草剤などの農薬をばら撒くのは当然であり、出荷直前に、光沢を増すためにポリドールの希釈液を野菜に散布するのも「商売上」許されると思っています。 「農薬」と言っては「その真意」が伝わりません。 「農薬」は、毒ガスを開発・販売した会社が、第2次大戦後、これを希釈して販売している代物です。 すなわち、 虫を直ちに殺す「殺虫剤」であり、 草を直ちに殺す「除草剤(正確には殺草剤)」です。 周囲の動・植物も徐々に殺します。 殺虫剤・除草剤を散布する人間も、徐々に殺します。 生産された「商品」を食べた人間は、もう少し時間を掛けて殺します。 そして化学肥料の害については「生命の医と 生命の農を求めて」(地湧社刊・梁瀬義亮著)から引用させていただきます。 「地表から30センチメートルの深さまでの土は、まさに無数の生物の棲家で、一つの宇宙が形成されている。 土竜(もぐら)、みみずやケラのように大きいものから、ダニや原生動物のような小さい動物、又、バクテリア、カビ類、菌類などに至るまで、数え切れない生物の巣である。 よく肥えた土の僅か1グラムの中に億単位の微生物が生きている。 これが土中生態系である」 「食物はこの無数の生物の生息地たる土壌の中に根をのばしている。 植物の正しい食物は、土中の生態系のつくり出すもの、すなわち微生物が分解した有機質の最終産物や、微生物の提供するビタミンや酵素、その死骸から供給される蛋白はじめ様々の栄養物やミネラルである。 この正しい天然の食をたべて育った植物は、健康で病虫害に強く、農作物としては味や香りがよく、日持ちするし、栄養価が高い」 「この植物の生命のもとというべき土中の生態系が化肥(化学肥料)によって滅亡してゆくのである」 自然の生態系が滅亡されますと、その中で「生産」された「商品」は形は大きいが生命力がなく、栄養価も大幅に減少し、病虫害にも犯されやすくなりますと述べた後、次のような記述が続きます。 「病害虫が発生すると、近代農法ではその原因である化肥で土を悪くしたことを反省せず、病害虫という結果のみを化学薬品(農薬)で一気に処理しようとする。 これは生活が正しくないから生命力が弱って病気が出たことを反省せず、生命力低下の結果である病気という現象だけを化学薬品(薬)で処理しようとする近代医学の考え方と同じである」 この著者である梁瀬氏は京大医学部卒業の医師であり、昭和27年頃から「農薬」の恐ろしさを啓蒙しつつ、患者の救済に当たり「有機農業」を実践したかたです。 この種の警告の書として「沈黙の春」(レーチェル・カーソン著)が有名ですが、これよりも早い時期に、より根源的に「農薬の害」を糾弾していた日本人が梁瀬氏です。 私たちは「食品」をスーパー・コンビニで購入することが多くなりました。 「食品」は「食べてはいけない化学製品」の略語です。 つまり、化学肥料を施し、農薬が散布された「生産物」であり、収穫後化粧され、食品添加物で更に厚化粧した「化学製品」です。 一つ一つの作物に「残留農薬基準」があり、出荷後に検査されますが、私たちが食べる作物全体の残留農薬は計り知ることはできません。 まして、過去に遡って「既に、どれだけ蓄積されているのか」は知る由がありません。 「既に蓄積された毒素を排出し、新たな毒物を摂取しないようにする」には、生命力ある「食べ物」を良く噛んで食べることが重要です。 そのためには、「主食」を「生命力あふれた食べ物」にしなければなりません。 これこそ、未精白の穀物である「玄米」であり「玄麦」です。 玄米は、生命そのものですから、フィチン酸が豊富にあり、毒物・異物を排出してくれます。 精白した「白米」は、「米を白くした」「粕」(カス)であり、死んだ米です。 あらゆる生命を支えるのは、他の生命です。 生命に感謝! 食は命なり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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