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2006.10.26
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カテゴリ:健康・生活
「チベットと人権」というコラム記事が「北海道新聞」10月24日夕刊にありました。

この記事によりますと、亡命しようとしたチベットの尼僧や少年僧の列を、中国の国境警備隊が銃撃するシーンがインターネットで流され、世界に衝撃を与えているとあります。

「なんということだ。彼らは人間をまるで犬のように撃ち殺している」とインターネット上の表記を記事の冒頭に引用しています。
そして「逃げる子供を射殺するような人権感覚では国際的信用を失う」と結ばれています。

この記事を咀嚼しますと、「犬を撃ち殺す」ことは許されるが、「人権」がある「人間を撃ち殺す」ことは許されないとなります。

(なんということだ)「犬も人間も同じ命です」、
もし「人権」というものがあるのであれば、当然「犬権」があります。

「犬権」がないのであれば、当然「人権」もありません。

本来、この地球上で「自分の権利を主張するものは、皆無」です。
ですから「自然の摂理」に従い、万物が棲み分けをして共生していくのが地球上の生命であり「万物全体共生生態系」を維持する唯一の方法です。

ところが、人間だけが「ヒューマニズム(人間至上主義)」を掲げ、「自由」「平等」「人権」を主張しています。

良く考えて下さい、そもそも自然というものに「自由」「平等」「人権」などありえないのです。
自然そのものが悟性、性格、知能の不平等をつくり、「棲み分け」をさせ、全体として共生できるようにしてくれているのです。

これに反し、止まることなく盲進する人間は「人間至上主義(ヒューマニズム)」を前提として、当然の権利を主張するように自然を破壊、征服し、究極の「金権主義」に溺れています。

もう一度、言います。
権利・人権などありません。
勿論、両親の保護下にある「子供」に「子供の権利」など、有るはずがありません。

権利を主張することなく「万物が共生する」のが「自然」です。

まずは、生命として「自立」することが重要です。

あらゆる生命を健康に維持する基本は「食」であり「食生活」です。

食べ物が血液をつくり、
血液が細胞をつくり、
細胞が身体を作ります。

あらゆる動物は、子供のとき、両親から「食性を、これに基づき何を食べ、どのように食べるべきか」を教えられます。
その他、子供は、天敵を知らされ、どこにどのように巣を作るべきかなど、生き抜くための多くの知恵が授けられます。

これら「食」を中心とした「知恵」が全部備わった段階で、始めて「親離れ」「巣立ち」をして「自立」していきます。

しかし、人間、特に先進国(破滅途上国)の人間だけが、「知恵」すなわち「自然の摂理」を伝授されないまま「自立」できない状態で「放し飼い」されています。

このような人間は、本来、鎖にでも繋いで置かなければ、「社会」に悪影響・迷惑を及ぼします。
昨今の悲惨な社会状況の根源的理由がここにあります。

食は命なり

両親に代わって、食性を伝え、「自然の摂理」を知らせる「真の食育」が必要とされています。





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Last updated  2006.10.26 11:44:57
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