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2007.11.18
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カテゴリ:健康・ダイエット
人前で、お話をさせていただくとき、私は、冒頭で「皆さんが一番、自然を身近に感じるときは、どのようなときですか」と聞くことが多いようです。

「山に入ったとき」「海にたたずんだとき」「森を散策したとき」そして、極まれに「食事をしているとき」などの答えが返ってきます。
「食事をしているとき」との答えに対して、私は「素晴らしい答えですね、でも、100点満点の50点です」といいますと、会場は白けてしまいます。

「また、やってしまった」と私は、反省するのですが、どうにか、会場の雰囲気を盛り上げていかなければなりません。
そこで「皆さんは、自分が、自分こそが自然だと感じたことは、ありませんか」と問いかけます。
「食事というのは、本来、自然の恵みであります食べ物を摂り入れることであり、自分の心身が自然ですから、それと同じものである自然が摂り入れられて喜び、共鳴しているのです、これが最大の感動であり、生命力の源です」
これを理解してくれるいただける人は、少ないようで、会場は、更に「落ち込み」ます。

その後、主題に入り、私の話が進むにつれ、私の考えに、ある程度、納得していただけるようですが、それでも皆さんにとっては「半信半疑」であろうことは、想像できます。

最後に「質疑応答」も終わり、「皆さん」は、会場の扉を出た時点で「すべての話内容」を忘れてしまいます。
これらの事情は「私の話」だけではないのかも知れません。
それにしても、私の話のように「根源的な話」は「現状を打破する」ことを伴いますので、「皆さん」にとっては、本来「聞きたくない話」なのです。

ですから、「私の話」の「賞味期限」は、「席を立って、ドアを出るまでの間」ということになります。

「私の話に賞味期限はない」思っている私は、
私の話は「現状を打破する」という「過激なこと」ではなく、
「本来のところに還る」という簡単・単純なことなのに、と自分を慰めています。

さて、先日、電話で30歳代の女性から相談を受けました。
その話の要旨は次のようです。
「便秘で苦しんでいます。朝、便意はあるのですが、朝は忙しいので、他のことを優先しています。早起きしなければならないでしょうか」

このに対する私の答え。
「便秘で苦しんでいる、とは素晴らしいことです。多くの若いかたは、2、3日、便通がなくても、これが正常な生理だと思っていますよ、つまり、便秘という言葉すら知りません」

「貴方様の心身は、自然そのもです。その自然は声を出すことはできないのですが、体内に廃棄物・毒物が蓄積しているので、出してください、と便意という信号を出しているのです」

「朝、便意があるのは、人間の生理として、当然のことであり、自然なことなのです。自然が出している信号には素直に従うしかないのです」

「せっかく、出したいという便意を催したら、素直を出すだけです」
「便意があった朝は、何を置いても、例えば、朝食前に歯を磨くよりも、化粧をするよりも、
白パンを食べるよりも、テレビを見るよりも、新聞を読むよりも、まずは、便所に入り、大便を出しましょう」

「午前中の最大のお仕事は、大便を出すことです」
このことを「便意」は、「信号」という形で教えてくれているのです。

この信号を無視していますと「赤信号」になってしまいます。
この「赤信号」を私たちは「病気」と呼んでいます。

出さないで、入れてばかりいると「病気」になります。

「呼吸」と同様に、まずは「出す」、そして「摂り入れる」です。

もう一度、言います。簡単・単純なことです。

「便意があったら出しましょう」

「食欲が出てきたら、食べたくなったら食べましょう」
「朝がきたから、昼時間になったから、夕食時間になったから」という「勝手に作った時間」に呪縛されるのではなく、自然に従順に、「お腹が空いたら食べると良いのです」これが原則です。

逆に「食欲が無いとき」は、食べなくて良いです。
「食欲が無い」とは「体内に毒物が堆積しているので、出してください」という「信号」です。
「食べている場合、入れる場合ではないぞ」という生理様の「悲鳴」ではあります。

人間の「生理」は自然そのものであり、あらゆる人智を超えたところにあります。
私たちは、素直に従うのみです。





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Last updated  2007.11.18 12:15:54
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