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テーマ:政治について(19805)
カテゴリ:健康・生活
古今東西を通じて聖賢とあがめられた人々の殆んど凡てが菜食の唱導者であり実行者だった。
釈迦もキリストも、老子も孔子も、プラトン、ルソーもギリシャの哲人ピタゴラスも、文豪トルストイも、発明王エジソンも、日本では二宮尊徳も貝原益軒や禅宗の高僧たちも皆そうだった。 中でもピュリタンで有名なトルストイは 「肉食して役立つのは動物的感情を高め、性欲を刺激することであり、密通と、暴飲と耽溺を増すのみだ。 若し真面目な人生を送ろうとするなら動物性食を止めることだ。 肉食は反道徳的な行為、殺人や闘争を促すからである。‥‥全人類に肉食を止めるべきだとは云わない。 ただ善人になろうとするものは肉食を止めることによってそれが分かる」といい、 また「肉食と道徳とは両立せず」と説いている。 宗教家や先賢が肉食を禁じたわけは動物愛護の精神及び肉食からくる性的亢進から道徳的廃頽を防ぎ、特に、菜食、少食、更には断食によって邪念を去り、崇高な精神、神への接近のための心身の統一浄化を意図したものと思われる。 特に菜食、少食、時に断食することは、深い宗教的、哲学的思索のために精神を統一し、忍耐強く、沈潜するために役立つことを体験を通じて知っていたからであろう。 人間の目に三白眼(目の睡孔の周囲の黒玉と称する部が上方につり上がって、その前後及び下方の三部が白色)がある。 これは昔から観相家は「剣難の相」と呼び、対人関係から不慮の殺害のある相となされてきた。 三白眼は怒り、不平不満からくる喧嘩体制の相である。 いつも人と相対する際、敵愾心を持っている証拠である。 動物でも闘争する時は頭部を下げ、敵を睨む癖がある。 この時目は三白眼になる。 肉食の欧米人にはこの三白眼が日本人や東洋人に比べて断然多い。 特に最近の欧米の主要な政治家は殆ど凡て三白眼であると云ってよい。 嘗て1963年に私たちが、欧米旅行をしていた時、アメリカで桜沢如一氏がケネデー大統領は三白眼であるから近く暗殺される危険があると云っていたが果たせるかな、私たちが帰国後間もなく暗殺された。 三白眼は心理学的に大いに研究されてよい問題である。 動物も生殖時期になると気が荒くなりと同様、人間も肉食過多のため性欲過剰から闘争的になり、眼球を上方につり上げる上直筋が交感神経の緊張によって付随的に眼球が上方につり上がり、三白眼となり、それが習性となったものである。 これも菜食によって、また、気分が穏やかになれば交感神経緊張が解消して黒玉が正常の位置に戻るものである。 私は西洋の物質文明を肉食文明とよんでいる。 これが日本にも伝わり肉食動物的、闘争本能、弱肉競争思想、惨酷、野獣的性格、性道徳の廃退、それにつれて性病の蔓延が最近急速に進行している。 医学博士千島喜久男著「血液と健康の知恵」地湧社1977年刊から引用 引用が長くなり誠に申し訳ありません。 長崎県佐世保市でのスポーツクラブで8名が死傷した散弾銃乱射事件で、自殺した容疑者の顔写真をテレビで見て、直感的に、引用した千島先生の文章を思い出しました。 この事件は、日本でも「銃規制」の必要性を促す契機となっていくものと予想されます。 しかし、根本的な問題は、上記の「肉食」と「砂糖」の過食ではあります。 私の推測で申し訳ありませんが、本件の容疑者は「肉食過多」で、砂糖を含有する「ジャンクフード」の常食者であります。 肉食と「ジャンクフード」とはリンクしていて、いわゆる「悪循環」を繰り返します。 砂糖分を含む「ジャンクフード」が体内に入りますと、生理的には、急速な「不自然な高血糖」を生じ、これを戻す必要から、インシュリンが大量に分泌され、異常な「低血糖」状態となります。 「低血糖」状態とは、脳のエネルギー源であるブドウ糖が極度に少なくなりますので、脳の正常な機能が麻痺してしまいます。 精神は不安定となり制御することができなくなります。 過剰に下がった血糖値を上げ、これを適正な状態に回復させるために、アドレナリンが副腎から分泌されます。 このアドレナリンは「攻撃ホルモン」という「異名」を持つ代物です。 結果、自己中心的、衝動的、攻撃的態度、情緒不安定、自制心の欠如、自己顕示欲、暴力性などが表出します。 肉食が、これに輪をかける訳ですから、殺人、放火、残虐行為の原因となっていきます。 肉食も「ジャンクフード」であることは、千島先生の引用文からも理解していただけるものと確信いたします。 「銃規制」という「対症療法」よりも、まずは「穀菜食」への回帰ではあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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