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カテゴリ:健康・ダイエット
2006年11月22日の北海道新聞朝刊は「国際熱核融合実験炉(ITER)の計画実現に向けた協定に署名」を伝えています。
署名したのは、日本・EU・アメリカ・ロシア・中国・韓国・インドで、実験炉を運営する「ITER機構」のトップには、科学技術庁科学審議官を務めた池田氏が就任するという。 石油を始めとする化石燃料に依存している地球のエネルギー源は、枯渇を目前にしています。 そこで、ポスト・エネルギー源として「核融合炉」が有力視され、世界各国が、その命運を賭けて研究を進めています。 「核融合によるエネルギー放出」理論を簡単に述べますと下記のようになります。 水素原子は、一定の条件下で、お互いの原子核が融合して、ヘリウム原子核が作られ、しかも、連鎖反応であり、その際、核分裂を上回るエネルギーを放出します。 水素(陽子)の質量:1.00864 (中性子)の質量:1.00783 ヘリウムの質量(陽子・中性子とも2個):4.003 4.003-(1.00864×2)-(1.00783×2)=-0.03 ヘリウム質量は、4個の粒子合計質量よりも0.03少ない。 アインシュタインの定理:E=MC(の2乗)つまり質量=エネルギー、質量とエネルギーは等価ですから、ヘリウムが核融合により合成されたときに、0.03分のエネルギーが放出されたとの結論です。 これらは机上の論であり、未だ実験では証明されていません。 では、何故、ヘリウムの質量が0.03軽いのか? 超「物理学」は、下記のように「宇宙の摂理」という常識で説明します。 ヘリウム元素は、他の元素と同様に、原子核として核スピンをして独自の磁場を持っています。 つまり、このヘリウムは独自の磁場で、地球の磁場と反発し合っているので、その反発する分だけ質量が軽くなります。 スピンを停止すると、本来の質量に戻ります。 勿論、すべての元素は、本来の質量よりも軽いのです。 地球がスピン(回転)しながら、太陽系全体がスピンしているように、原子核もスピンしています。 スピンするものと、スピンしないものとには質量差が存在します。(説明終了) 「宇宙の摂理」は難しいようで簡単なのかも知れません。 私たちは、石油・石炭・薪などを燃やして熱エネルギーを得て、暖房としています。 すべて、物が壊れて分解されるときにエネルギーが発生し(製造され)、その恩恵を蒙っています。 これとは逆の反応である「ものを作る反応」は、エネルギーを発生させるのではなく、エネルギーを消費する反応です。 つまり「核融合」とは、エネルギーを消費する反応であり、「無限のエネルギー源」という「地球人の希望の星」では決してありません。 世界各国が厖大な税金を投入して研究されている「核融合実験炉」は「幻想」であり、成功することは200%ありません。 今回「ITER機構」のトップに日本人が就任するのは、 またしても日本が「現金自動支払機」の役目を課せられるということに過ぎません。 参考文献:「ホロ・サイキック・アナロジー」日諸賢一著 食べ物は、葉緑体を持っている植物が、太陽エネルギーに、二酸化炭素と水から光合成を行って作られます。 私たちの腸内では、この食べ物という生命全体を燃焼・分解したときにエネルギーが発生します。 そのエネルギーこそ、生命維持の源です。 この生命エネルギーが腸内細菌や酵素の作用を得て、 食べ物が腸内で血液(赤血球)になり、 その血液(赤血球)が白血球や細胞となり、 細胞が身体を創り上げます。 さて、葉緑体には複数の葉緑素を含んでいますが、代表的なものはクロロフィルaです。 一方、呼吸ガス交換の担い手である赤血球の呼吸色素は、「ヘモグロビン」です。 これは鉄(Fe)を含む「ヘム」という色素と、「グロビン」という血液たん白質が結合したものです。 この「クロロフィルa」と「ヘモグロビンのヘム」との化学構造図が大変良く似ています。 つまり、前者の中央にはマグネシウム(Mg)があり、後者の中央には鉄(Fe)が位置している違いがあるだけです。 参考図書:シグマベスト「理解しやすい生物1」江原有信編 文英堂1979年刊 これは推測ですが、食べ物(クロロフィルa)が腸内で「MgがFe」に転換されて、血液赤血球(ヘモグロビンのヘム)になったと言えるでしょう。 「腸内細菌の話」光岡知足著 岩波新書には「パプア族の話」がありますので、下記に引用いたします。 この民族は普通、食事の96.4パーセントはサツマイモであって、魚や獣肉はほとんど食べません。 したがっていつもタンパク質欠乏状態で生きているわけですが、健康状態はよく、筋骨たくましい体格をしてよく働きます。 彼らは平均して毎日約2グラムの窒素(タンパク質にして10~15グラムに相当)を摂取しているにすぎないのですが、一方、糞便と尿から排泄される総窒素量は、この約2倍近くにもなるということです。 つまり排泄される窒素の約半分はどこから由来するのかが問題になるわけです。 現在、これに対する説明として、食物と一緒にのみこまれている空気中の窒素が、腸内細菌によってタンパク質に合成され、これを利用していると推定されます。 (中略) 人間はタンパク質を食物としてとらなければ生きていけないというこれまでの考えかたは、腸内細菌のはたらきを考慮にいれて、もう一度見直されなければならないところにきています。 (中略) 禅寺で修行するお坊さんの食事内容は、普通の人の摂るタンパク質の量よりかなり少ないようですが、ことによるとこの場合も、腸内細菌によって、空気中の窒素や食事中のタンパク質以外の窒素化合物、たとえばアンモニアや硝酸塩からタンパク質が合成され、それが消化吸収されているのかも知れません。 仙人がカスミを食べて生きている話も、実はそのカスミをタンパク源としているのではないでしょうか。(中略) 人間が断食したときも、3日目にチョコレート状の便が出て、ひとつのヤマ場を越し、禅でいう「悟り」の境地に入るといわれています。 腸内細菌も、このあたりで大きく変換し、カスミを利用する細菌が現れる時期かも知れません。 引用終了 このように、腸内では消化・吸収だけではなく、腸内細菌や酵素の作用を受けて、燃焼・分解・組み立て・転換・合成・再構築などを行い、生命に必要なものを創り上げている「転換炉」でもあるのです。 まさしく腸内は「宇宙」そのものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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