今日は、先日のなんちゃってランプンツアーでご一緒したちょこさんと
またまた　あかすりに行ってきました♪
で、ちょこさんの車に乗せてもらう事になってたので、朝、我が家へお越し頂きました。
ここでオバチャンとご対面。
「ちょこさ～ん、彼女がオバチャンだよ～」　「ヤ～　Selamat pagi Nyonya～♪」
オバチャンはちょこっと挨拶して、トイレの掃除道具セットを持って
奥へと消えていきました。
ちょこさんの感想は


「なんかゆっくりしてるね～　あのオバチャンの周りだけコマ送りみたいだったよ（笑）」


そうなんです。
オバチャンの、ぽてぽてした体でぺたぺたと裸足で歩いてる姿（分かります？）、
妙にゆっくりしてるんですよね。
まあ、ジャワ人にとって“急ぐ”というのはあまりいい意味ではないので
ゆっくりした動作を好むというのはあるんですが、
どうもやっぱり　オバチャンは最近、妙に年を取った気がします。
前の日記でも「更年期障害か？」と思った事はあるんだけど、
「更年期」というより、もう「老年期」の雰囲気すら漂う･･･


先日、またオバチャンにすごく注意した事がありました。
理由は『私達（主人）の服と、自分の服（下着）を一緒に洗ってたから』
「それくらいいいんじゃない？」って人もいるでしょうが、これってすごいマナー違反。
洗濯機も洗剤も使っていいけど、家族じゃないんだし“一緒に洗う”のはとてもいけません。
それにね、オバチャンが自分のパンツを下洗いしてるとも思えないし、
やっぱり絶対、主従の関係では　ありえない事なんですわ。
でも、注意した時に言い訳するかと思ったら、
（オ）「一緒に洗っちゃダメって知らなかったの。　ごめんなさい」だと。
ダメな事だと知ってたら　絶対言い訳する。　
こんなに素直に認めるって事はほんとに知らなかったのか？


オバチャンって、日本人付きメイド歴は30年近くあるんだけど、
メス（社宅）や単身男性の家庭が多かったせいで、やっぱりちょっとずれてる。
コーヒー飲んだ後って、縁のあたりが汚れるでしょ？
ああいう汚れを落とすのも、鍋の灰汁の跡を落とすのも、下手っぴです。
ブラジャーの干し方も、1回教えても3日くらいで忘れるし、
タオルはここと、ここに何枚ずつしまってねってオーダーも、すぐ忘れるし･･･
何も難しい事は言ってないのに、できなかったり忘れたり。
なので、ほんと呆れちゃって、聞いてみました。


（私）「あのね、ここの家の仕事は、本当に簡単なのよ。　子供のいる家はもっと大変だし、
　　　もっともっと細かいニョニャもいるんだよ。　どうしてできないの？」

（オ）「Minta maaf．　自分でもなんで忘れるか分からないんだよ。
　　　聞いたのにちょっとしたら忘れてしまうんだよ。　本当にごめんなさい･･･」

（私）「忘れるって、とても簡単な事だよ？　だからね、私は知りたいの。
　　　やりたくないのか、本当にこの仕事ができないのか、どっち？」

（オ）「あのぉ、もしニョニャが嫌だったら、あの、しょうがないよ。　次探しても･･･」

（あ”～！　また例の『もしあなたが･･･』攻撃だ！　質問に答えんかいっ！）

（私）「そんな事は聞いてないでしょ。　できるのにしないのか、本当にできないのか、どっち？」

（オ）「もしニョニャが次のメイド探したかったら、それはしょうがないよ。
　　　でも若い子はダメだよ！　若い子はおしゃれとか気にして、たまに男を連れてくるからね！　
　　　そういえば昔ね、こんな話をね･･･」　

（話をずらすなっ！　ちゅうか、なんでここで私にアドバイスすんねん？）

（私）「そうじゃなくて、ね？　私が知りたいのは、オバチャンがここで働きたいのかどうなのか、なの。
　　　働きたかったらここでちゃんと練習しないと、次の主人に雇ってもらえないよ」

（オ）「私はニョニャが本帰国したら、もう田舎に帰ろうと思ってるんだよ～
　　田舎の母親はもう85歳だしね～　年寄り1人は可哀そうだろ？
　　子供達もみんな結婚したから、もうメイドはしないつもりなんだよ～」


･･･　なーんだ。　要はもう向上心が無いって事なのね（涙）


ここのメイドという種類の人は、ウソをつくの平気な人、とても多い。
「ばれなきゃラッキー」の精神なので、底の浅いウソをいっぱい言う。　すぐばれるけど。
でも、なんだかオバチャン見てたら、『田舎に帰る』はあながちウソでないような気もする。
どうも最近、目が悪いのかなんなのか、一生懸命やっててもイマイチという事も多い。
自分が今までやった事ない掃除の仕方は、どう教えても難しいようだ。
これを老化といわずしてなんという？


この時の話し合いで、妙に吹っ切れた私。　
そっか、できないんだ、この人。　
オバチャンじゃなくてオバアチャン、と思えば、なんとなくもういいような気がした。
できないのに怒っても　しょうがない。
怒るんだったら辞めさせた方が　お互いいい。
彼女のできる事を　ちゃんとしてもらおうと。
なので最近は、私はオバチャンに優しいです。（前だって、やさしかったよ★）


「舐められてる」と思ったら絶対許せないけど、オバチャンからはそういう感じは受けません。
ま、私が本当に上手く騙されてるのかもしれないけどね（苦笑）
それでも、ま、いっかと思っております。　だって上手な騙し方なんだもん（苦笑）。
最近は、なんとなく「老後を看る」ような気持ちで、
私の在イ中を無事に勤め上げてもらいたいと　そんな風に思っております（笑）