テーマ:サッカーあれこれ(19780)
カテゴリ:サッカー
2004年5月5日、Jリーグ・ディヴィジョン1第8節。
味の素スタジアムで行われた東京ヴェルディ対ジェフ市原。 1-1で迎えた後半41分。右サイドから小林慶行がセンタリング。 ゴール前で日本代表(当時)のDF茶野のマークを バックステップで振り切った15歳の少年は 身体を投げ出してヘディング・シュート。 ボールはサイドネットに転がり込んだ。 少年は両手を突き上げ、ゴール裏で待つサポーターに 向かって駆け出した。 15歳11ヶ月28日。Jリーグ最年少記録を更新。 森本貴幸が、その名を日本中に轟かせた瞬間である。 このスポーツ新聞は翌日のもの。 今でも大事に保存してある。これが東京ヴェルディにとって いや、日本のサッカーにとって大きな意味を持つと 確信したからだ。 その後はJ1リーグで5得点、カップ戦で2得点。 J2降格という苦い経験や大きなケガを味わい、今季は無得点。 将来を嘱望される存在であることに変わりないが このままでは埋もれてしまう恐れもあった。 そこに、今季イタリア・セリエAに昇格したカターニャから オファーが届いた。 まずは2軍でのスタートになるだろう。 この若さで加入して、いきなり活躍は難しいはずだ。 しかし、1年間の期限付き移籍は、彼のプレーと サッカーへの気持ちを大きく刺激するに違いない。 吸収の早い年代。半年も経てば、少しはイタリア語も 覚えるだろう。レギュラーFWの欠場で巡ってきたチャンスで 味方にパスを要求、そして、あの日のようにネットを 揺らすことが出来れば、それは歴史を塗り替える。 1998年9月、やはりセリエAに昇格したばかりの ペルージャでのデビュー戦、強豪ユベントスから いきなり2得点を奪ったのは、当時21歳の中田英寿だった。 10代のうちに、森本が得点を挙げることが出来れば 日本人セリエA最年少得点記録となる。 願わくば、来年の今頃に 東京ヴェルディとカターニャの間で 森本を返せ、いや返さないといった ゴタゴタが起きていて欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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平山も森本も山本に妙なサッカー押し付けられたからね。よい事です。
反町君が萩本をマッサーに呼ばないかな? (2006年07月26日 07時53分30秒)
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