テーマ:お勧めの本(7217)
カテゴリ:野鳥
2年半前、飼っていたシマリスが死んだとき
ペットは2度と飼うまいと心に決めた。 その後は、知り合いの家で猫や犬と遊び 自然の中で生き物達と出会って満足している。 毎日触れ合う楽しみは味わえないが 死に目にあうことも無い。愛するペットを 幸せにしてあげられなかった力不足を痛感することもない。 毎月購読している雑誌「BE-PAL」に 連載されている「トミちゃんのなんでも飼ってやろう」は ペット飼育と距離を置いた私でも、真っ先に読むほど 大好きなコーナーである。 トミちゃんこと、富田京一氏は生物研究者。 全国の博物館から陰の学芸員として重宝がられ 著書も多数。あの有名なナショナル・ジオグラフィック誌に 恐竜発掘のルポを書いているほど。 TBS系列「どうぶつ奇想天外」に出てくる 千石正一氏のお弟子さんだ。 現在までに7年間連載しているコーナーが ついに単行本化された。その名も 「トミちゃんの いきもの五十番勝負」 ~手提げコウモリは電気冷蔵庫の夢を見るか?~ である。 20年以上前に一世を風靡したエリマキトカゲ、 高級食材アワビ、ウーパールーパーことアホロートルなどなど 体当たりの実体験で、どうしたら飼育を通して その生き物の生命力を維持出来るのか 詳しく書かれている。 研究者が書いた、お堅い内容かと思ったら大間違い。 愛情溢れるトミちゃんの創意工夫、さらに腹を抱えて笑える 表情豊かなトミちゃんの写真。文章にもユーモアがあって 研究者への垣根を感じさせない。 かなりマニアックな人じゃなければ この本を読んで簡単に真似をしようなんて 思わないはずだ。要するに、これらのペットを飼うには 相当の準備と覚悟と知識が必要だということを これでもか!と教えてくれる。 ただのマニュアル本ではない。 巻末には「飼ってはいけない」いきものリスト。 特定外来生物、絶滅危惧種、危険種など 「なんでも飼ってやろう」とはいえ、ルールは存在するのだ。 ペットを飼っている人にはもちろん 不思議ないきものに興味のある人にも 自信を持ってオススメ出来る夏の一冊。 あと、笑いながら知識を増やしたい人にもオススメ。 「おもしろくって、ためになる」これぞ小学館の本。 トミちゃんは幕張メッセで現在開催されている 「世界の巨大恐竜博2006」にも協力している。 会場にも出没しているらしいので 是非、巨大恐竜と共に、生トミちゃんにも 遭遇したいものだ。行くどー。 ただいま送料無料!急げ~。 <収録いきもの> アサリ、アシダカグモ、アブラコウモリ、アホロートル、アマガエル、 アメフラシ、アメンボ、アワビ、イザリウオ、イトマキヒトデ、 ウメボシイソギンチャク、エリマキトカゲ、オキナワアナジャコ、 カタツムリ、カツオブシムシ、カブトエビ、カブトガニ、ガマトカゲ、 キナコアワモチ、クモヒトデ、グリーンイグアナ、ケラ、ゴカイ、 サソリモドキ、ジャコ、ジョロウグモ、スッポンモドキ、ゾウリムシ、 タカチホヘビ、タコ、ダンゴムシ、テンレック、トウキョウサンショウウオ、 トビハゼ、ナマコ、ハエトリグモ、ハリセンボン、ヒキガエル、 ヒラタヒゲジムカデ、フナムシ、ホンソメワケベラ、マガキガイ、 マムシ、ミナミコメツキガニ、ミノムシ、メダカ、モウセンゴケ、 モクズショイ、ヤシガニ、ヤドカリ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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