テーマ:野鳥好きっ♪(16263)
カテゴリ:野鳥
午前7時、久々となる宮ヶ瀬の林道に入る。 少々肌寒く、吐く息が白い。手袋が欲しいくらいだ。 前日の台風が影響して、道の上に まだ落ちるには早い青々とした木の葉が散乱している。 これから紅葉するというのに、ちょっともったいない気がする。 それでも、いっそうと空気が洗われたようで この爽快さを存分に味わう。 歩き出して間もなく、気持ちを急かすような 「ヒッヒッヒッ、カカカ・・・」という声が聞こえてきた。 今年も、この時期が来た。 いち早く冬鳥の季節を告げてくれるジョウビタキが この林道に帰ってきたのだ。 目の前の茂みに1羽を確認。 スコープで覗いてみるとメス。 遠くシベリアからの長旅、お疲れ様。 来年の春まで、ゆっくりね。 ヒヨドリやカケスが騒がしい。 しばらく日陰に入り、小鳥の姿が少なくなったが 遠くに見える木の上で、大型の鳥影を確認。 どうやらノスリのようだ。 湖にはカルガモやマガモの姿。 さらに、聞き慣れない声。なんだろう?と探すと 10羽ほどのオシドリだった。 そのオシドリの好物といえばドングリ。 これも強風で落ちてしまったのか 足元には無数に散らばる。 林道の脇には花が咲き、木の実が生る。 種類も色も、季節によって変わる。 その産物を私達は見て楽しむが それは大事な生命を呼び込み、与え続ける。 自然は、ちゃんと養ってくれる。 それを野鳥も動物も昆虫も、ちゃんと知っている。 失ってはいけない構造なのだ。 途中、以前にもここで出会ったバードウォッチャーさんと遭遇。 「今週になって、急に賑やかになったよ」 確かに、野鳥の顔ぶれも多いが スコープや大砲レンズを抱えた人も増えてきた。 キーキーキーと騒がしいのは、高鳴きするモズ。 茂みから急に飛び出してくるのはアオジ。 ますます増えた気がするのはガビチョウだ。 いつもの場所で折り返す。 この日、一番ハッキリと姿を見せてくれた ジョウビタキのオスは、古くなった標識の上で せわしなく尾羽を動かしていた。 ジョウビタキ動画 16秒 (wmv形式) ポロッと落とすよ。 ビジターセンターで今日の報告。 花や木の実に関してレクチャーしてもらった。 丁度この期間、企画展示が行われていたのだ。 さらに2階では外来種の課題を取り上げていた。 生息範囲を広げつつあるアライグマ。 私の住む家の近所でも、最近見たばかりだ。 ブラックバス、ミシシッピアカミミガメなど まだまだ在来種への悪影響は収まらない。 ガビチョウやソウシチョウといった鳥類も この宮ヶ瀬では目立つ存在。 来るたびに楽しませてもらっている場所だが シカの問題も含め、現状は健全といいがたい。 多くの人に知ってもらい、理解を得るためにも ビジターセンターの企画展示は有意義である。 <確認種> カワウ、トビ、ノスリ、オシドリ、マガモ、カルガモ、 コジュケイ、キジバト、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、 ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、 ウグイス、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、 スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、 ガビチョウ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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