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テーマ:きくスキルの研究(496)
カテゴリ:田中日記
こんにちは、田中です。
昨日、音声認識処理の際、語彙辞書に存在する言葉に当てはめようとすることを記しました。 最終日の今日は、毎節オチになっている非言語コミュニヶーションの話題です。 音声語彙辞書に含まれるのは、当然「言葉」だけであり、感情やニュアンスなどはそこには含まれて居ません。 人間がコミュニケーションする際には、こういった言葉以外の非言語が重要です。 「きくスキル」としては、関連の単語を持つ・知っておくことも「共通理解」の基本として重要ですが、言葉の意味内容以上に感情やニュアンスなどを「きく」ことも非常に重要ですね。 ただ残念ながら、感情表現を機械で自動認識できるか、というと、まだまだ難しい状況です。もちろんTipicalなものは、ある程度認識できますが(声が急に大きくなった等)、人によって表現の仕方は微妙に異なりますので、なかなか定義しきないと、我々は考えています。 ただしテンションの変化量等、定量分析できますので、こちらについては、いずれ実験結果をご紹介させていただきます。 また、認識側ではなく、発声側=音声合成では、ある定義に従い感情表現できます。 こちらは既に公開・販売していますので、弊社「SpeechFactory」(www.speechfactory.jp)でお試し頂ければと思います。試聴は無料です。 「申し訳ございません」というお詫び文を笑い声指定で合成するなどお試しいただき、言葉と感情表現について、考察するお役に立てればと思います。 では、また次回。 (この項了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月05日 03時26分02秒
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