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カテゴリ:結婚式司会
さて、結婚式の司会をなりわいとして、生活(いえ、小遣い稼ぎ)をしているちろみみです。
今日はねずみーらんどのオフィシャルホテルで挙式のお客様と打ち合わせでした。 ここのホテルは、お客様が司会者を選べません。 ホテルから事務所に発注がくると、事務所でどの司会者をあてるか決めます。 いわゆる「事務所決め込み」です。 これって、頼むお客様もそうだし、ホテルも、事務所も危険伴う勇気ある行動だと思うのは私だけでしょうか? 新郎新婦は自分の大切な披露宴を、見ず知らずの司会者に任せるデメリットがあります。 ホテルの宴会担当者も誰が司会になるか、わからないけど、事務所推薦なので責任転嫁可能。 司会者に対しての責任は、司会事務所が背負う・・・という、リスク。 新郎新婦、ホテルの【危機回避】システム、一方では、司会事務所的には、「失敗のない司会者」を紹介しておけばよい、美味しい商売。 司会的には、このパターンが一番、危険なにおいを感じます。 ・・・性格的にあわないお客様かもっって。 なので、このホテルでの打ち合わせでは、いつも以上に、ハイテンションでやさしく、明るくにこにこと、なんでも言ってね、何でもききまっせ~オーラを放ち、対応します。 さて、今日のお客様は・・・(喪黒ふくぞう的に) 見た目にもとっても若くてかわいらしいカップル。 「お、かわいらしいフレッシュなカップルでよいではないですか~」と好印象。 まずは進行から聞いていきます。 お二人とも結構、緊張しています。 こちらから、笑顔を向けてもこわばった笑顔を返すだけ・・・。 新郎の勤務先を知っていたことから、新郎との関係は多少和やかに・・・。 で、メインは新郎側のお客様の挨拶やスピーチ。 新婦側の余興は、高校時代の友人のスピーチのみです。 話が進んでもなかなか、新婦の笑顔が見られません。 私的には一番、悲しいパターン。 だって、披露宴ってやっぱり新婦が主人公なのです。 その新婦が面白くなさそうにしていたら、寂しすぎる~っ。 うーーーん、「それなり披露宴」になっちゃうのかな~。 *「それなり披露宴」とは、司会者的に特にお二人に思い入れもできず、 しかし、問題もなく、そのかわり、盛り上がりもなく、悪いことはないけど、 すごくいい披露宴になるわけではないこと。 ギャラをもらっても、司会的に一番、悲しい仕事です。 が、この状況がいっぺんしたのは、プロフィールを伺ったとき。 実は、この新婦、若いにもかかわらず、「天国の階段」ファン!クォン・サンウファン! お二人の思い出のエピソードは、ソウル旅行に行った事。 ナンデムンシジャンで、青唐辛子とピーマンをだと思って食べてしまったこと。 そして、ロッテワールドで「ソンジュオッパ」ごっこをしたことだそうです。 ええ、ええ、ええ、ええ、その分野なら任せてくだせぇ。 ということで、状況は一変! 私の擬似テンションも、真ハイテンションへ~MAX!! 天国の階段のツアーや話で盛りあがり、やっと新婦も心を開いてくれました! 新郎も「僕は、ソンジュよりも、やっぱり、男としてテファが好きです。」なんて おっしゃって。 お話をしていて、そのいい男っぷりはよくわかりましたが、この一言で、ああ、 この新婦さんは、こんな旦那さんに出会えて幸せになるな! そして、そんな旦那さんを捕まえたあなたはとっても素敵な方!と超HAPPYモード! お互いが「心を開ける」ということが、すっごく、大事だと思います。 一期一会だからこそ、お互いが一瞬でも心から通じ合わないと良い披露宴には ならないと思っています。 今日も、心から(だと、思うっ)の新郎新婦の笑顔が見られて幸せなちろみみでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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