はじめのいっぽのてまえ

出演者の名前に驚かされる。今だったらギャランティーだけでいくらかかるんだ。トムクルース、ダイアンレイン、マットディロン、ロブロウ、パトリックスウェイジ、ラルフマッチオ、エミリオエステベス…、すげー。エミリオエステベスって父マーチンシーン、弟チャーリーシーンっだったと思ったけど違ったかな？演技はともかく、みんな若い。

話は不良少年グループの抗争が主軸で、そこに隠れる階級社会が招く差別を浮き彫りにしていく。殺人を犯してしまった少年とその友人が思い悩み自立していく、そして友人の死。

「誰にでも未来はある。いつでもやり直せる。」

う～ん。書きたいことは分かるんだけど、話が「争い」「殺人」を通してすすんでいくため、実感が湧かない。今でこそ、こんな田舎でも怖い、危ないと思うことが、稀にはあるが、子供の頃にこんなこと考えたことはない。アメリカン青春映画（？）の定番、差別、性、暴力といったものを取り上げているが、僕には合わない感じがする。

主題歌はスティービー・ワンダーの「Stay　Gold」…いつまでも輝いていたい。主人公２人が夕日を見ているシーンは美しくなかなかよかった。