■レビュー内容
「猫じゃらしで鍛えた、私のこの右フックで…」
的場家の七瀬、登場。七瀬が奪った封印の壺、どうなったんでしょうね。ニャンコ先生が言う通り、封印が解けないことになってると、いい気味なんですが…。友人帳が、妖の手に渡ることも人に知られることも危険だと気づくことになります。もう一度会いたいというホタルにはグッときました。あと、不愛想な柊、いいです。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
夏目は、またしても妖に追われ祠の封印の綱を切ってしまう。その夜、ニャンコ先生が真っ黒になって帰ってくるが、お風呂に入れてもきれいにならない。そこへ、本物のニャンコ先生が返ってくる。訝しんでいると、黒ニャンコ先生が友人帳を持ち出してしまう。黒ニャンコ先生を追って夜中の森へ入ると、妖らの会合に出くわすのだが、その会合はこの森の主様が封印された場所が分かり、その場所を襲い主様を助けるのだと言う…、先生、黒色になる?
七つ森にホタルがいる沼があると聞き出かけた夏目は、そこで章史という人とホタルという妖に会う。ホタルによると章史は以前妖が見えていて、友達になったのだと言う。妖が見えていた人に興味を覚えた夏目は、章史と話をするだった。章史は、ここで会ったホタルという妖を好きになったのたが、突然、見えなくなってしまった。ホタルのことが忘れられなくて、結婚しないできたが、一緒にいたい人が出来て結婚するのだと、ホタルにお別れをしに来たという。それを聞いたホタルは、章史にもう一度姿を見てほしいと妖から蛍に姿を変えるのだった…、闇に光るのは。
名取と呪術師の会合へ行くことになった夏目は、妖を見ることが出来る人が多くいることを嬉しく思う。だが、この人たちは、妖を殺したり封印したりすることを生業としていて、この人達を信用してよいのか迷うのだった。そんな折、名取が狙っている強力な妖が現れ、夏目は封印の手伝いをするのだが…、呪術師会合。
庭の木から鳥の雛が巣立ったのだが卵が一つ孵化せず取り残されてした。夏目は、卵を温めてみることにすると、何故か卵は日に日に大きくなり、孵化した雛は角の生えた人型の雛だった。ニャンコ先生は、鳥と竜に近い辰未(たつみ)という妖だと言う。しばらく子育てに専念するのだが、辰未の雛を狙う磯月のネズミという妖が現れ…、雛、孵る。