■レビュー内容
「心は…届かなかった。しかし、もうひとつの宝は必ずいただくぞ」
村雨丸を巡って新たに伍堂家に接近する者が現れます。匂い袋の話はいいですね、香りは記憶と結びついていると言いますし…。妖刀村正の拵が出てきますが、黄金伝説に繋がっていくんでしょうか?
■あらすじ【ネタバレ注意】■
怪我をして担ぎ込まれたね太郎の看病をする真琴。意識が戻らないね太郎は、真琴の匂い袋の懐かしい香りで幼い頃のことを思い出すのだった…、曼珠沙華。
伍堂家本家に連なる忍者虎王丸。再度、村雨丸と飛翔を狙って姿を見せる。そんな中、一条家から見合いの申し込みが来るのだが、お相手は何故かね太郎だった…、雀蜂ふたたび。
真琴の小間使いであるね太郎への見合いの申し込みに、一条家の思惑を感じる真琴だったが、ね太郎の行く末を案じる父は、婿入りも良いのではと考えていた。飛翔は、一条家の姫美沙姫に目的を尋ねるのだが…、一条の姫。
一条家に残された妖刀村正のこしらえ、美沙姫は飛翔の持つ刀が村正だと確信し、さらに伍堂家に接近を図ろうとする。飛翔が村雨丸に固執していないことを知ってる虎王丸は、飛翔が守るのは伍堂家ではなく真琴だと美沙姫に教えてやるのだった…、姫とね太郎。
ね太郎を好きになってしまった美沙姫だったが、見合いの話が破談となってしまうと、当初の計画に立ち返り村正を奪うため、真琴を人質にし飛翔をおびき出すのだが…、炎の姫。
美沙姫との一騎打ちに望む飛翔は、虎王丸の画策で忍術は封じられ戦うことになってしまう。対峙する二人に、何故か人質にされた真琴の歌声が聞こえてくるのだった…、塔の雨。
美沙姫の居合の技になす術がない飛翔だったが、真琴の歌声が途絶え悲鳴が聞こえると飛翔の技が冴え渡り…、雷鳴。