はじめのいっぽのてまえ

ファミリー！（4）【電子書籍】[ 渡辺多恵子 ]

 ■レビュー内容
　

　「なんですトレーシーこどものくせにっ。なんですケイ男のくせにっ」
　シェレンママって、天然キャラだけでも十分なのに、いろんな設定が付き過ぎなんじゃ…。愛のカタチって様々、契約としての結婚だったにしろルイスとジェイの間にも確かに愛はあったと感じる。

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　シェレンの姉マリアが夫アシュレイと一緒にやってくると知ったアンダーソン家。一様に喜ぶのだが、ウィルフレッドは酷く脅える。ウィルは、シェレンの実家ウイザビー家が元マフィアでシェレンと付き合いだした学生時代からマリアには酷く嫌がらせをされていたのだというのだった。
　フィーは、陽気で男勝りなマリアをすぐに好きになるのだが、時々寂しい顔をするのが気になる。フィーは、マリアがウィルのことが好きなのだと勘違いしてしまい…。
　子供の頃から母親がいないレイフは、すでに亡くなっていると思っていたのだが、母親が有名なディレクターのルイス・ゴールドマンだと父ジェイムズから聞かされる。ゲイであるジェイは、男では子どもは産めない、仕方がないと言うのだった。
　ジェイの傲慢な言葉に腹を立てたレイフは、ルイスに会いに行く。ルイスは、現在の夫アーサーとともに快く迎え入れてくれるのだった…。
　小学生になったジョナサンは、幼稚園から一緒の乱暴者ピートと同じクラスになる。何かと嫌がらせをするピートと喧嘩となってしまったジョナサンは、クラスの皆を子分にしたピートからのけ者にされてしまうのだが…。