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2006年11月21日
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さて、前回に引き続いて

「政局抜きで小泉政治を総括する:小泉流民主主義とは」

の続編です。

前回は、「民主主義」とは言いながら、
その話がぜんぜん出てこなかったというか
出す前に1エントリーの制限文字数に
なってしまったというかね。。。(苦笑)

ということで、続編では
「敵を味方に変えた」という話を
「民主主義」の話に
発展させたいと思う。

ちょっと無理やり、かな。。。(苦笑)

さて、「敵を味方に変えた」
小泉政治だけれど
もちろん味方に変わらなくて
敵のままだった人も
たくさんいたわけだよね。

端的に言えば、昨年の
郵政民営化法案否決、
解散・総選挙によって
自民党から追い出された人たちは
最後まで敵だったわけでね。

小泉さんは、こういう敵、
いわゆる「抵抗勢力」をね
最後に追い出すに至るまでは、
どう扱っていたのだろうか。

ここから今日は
始めてみたいんだよね。

私はこんなエントリーを書いたよね。
(2003年5月13日
民主主義とは?小泉丸投げ批判を考える

これ、「かみぽこ政治学」の
記念すべき(?)第1回でも
あったのだけれども、
まあ文章と内容のダメダメぶりは
大目に見てもらうとして、
ここで言いたかったことはね、

「小泉首相は
改革の基本的な方向性は示すが、
具体案の作成に関しては
自由な議論の場を設けて、
その場で意見が
集約されてくるのを待った。」

ということだったんだよね。
そして、大事なことは

「この議論の場には、
改革に反対意見を持つ人も含む
どんな意見を持つ人でも
参加することができた。」

ことなんだったんだよね。
つまりは、小泉首相は

「抵抗勢力も議論の場に参加させた」

ってことなんだよね。

ここでは多分、
「議論の場」というものについて
ちょっと説明が必要だろうね。

私はVOICEでの論文で、
小泉首相が改革を進めるために、
経済財政諮問会議という制度を
効果的に使ったことを書いたね。

小泉首相は民間人だった
竹中平蔵さんを
経済財政・金融担当大臣に起用し、
官僚と族議員を排除した
政策立案を試みたわけだ。

しかし、ここで注意が必要なのは
族議員を排除したといっても、
族議員が物を言う場まで
奪ったわけではなかったことだ。

族議員が物を言う場、

「自民党政務調査会」

が、なくなったわけでは
なかったからね。

確かに小泉首相は
自民党政調会については、
いろいろ言ってましたよ。

「与党事前審査を廃止すべきだ」

と言ったりね。

(与党事前審査とは、
官僚が作成した法律案を、
自民党政調会が審査して、
それを通過したものだけが
事務次官会議を経て
閣議に提出されるという
日本政治の慣行のこと。

慣行というのは、
これは法律で規定された
プロセスではないから。)

郵政民営化法案の攻防の時に、
自民党総務会の
全会一致の慣行を無視して、
多数決で法案を
承認させたってのも
あったよね。

ただし、小泉首相は
政調会や総務会で議論すること
そのものを否定したことは
ただの1度もなかった。

もちろん、それは政局運営上、
重要であったということは
あっただろう。

これまで何度も書いた通りね、
小泉さんの政局運営に
抵抗勢力の存在は不可欠だった。

これまでのエントリーを
振り返ってみてもね。

たとえばこれだけどね。
(2004年11月15日
三位一体改革:小泉首相の抵抗勢力挟み撃ち作戦

三位一体改革の推進のために、
地方自治体から改革の声を上げさせて
小泉首相と地方自治体で
族議員や中央官庁の抵抗勢力を
挟み撃ちにするというこの作戦。

さらに、究極的には
郵政民営化法案の攻防。
(2005年9月11日
総選挙総括:ああああ~♪総選挙は~♪小泉が仕掛けた~♪罠だった~♪

小泉首相が郵政民営化については、

(1)昨年4月に「郵政民営化準備室」を設置。
(2)9月には与党の了承なしに民営化方針を閣議決定。
(3)今年6月には自民党総務会が
全会一致方式を放棄して法案を閣議決定。

と完全なトップダウンを貫いて
抵抗勢力を怒らせるようなことばかりやって、
果ては、郵政民営化法案が
参院で否決されるところまで
いっちゃって、
衆院解散総選挙で
抵抗勢力は一掃されて
しまったわけだね。

要するに、抵抗勢力の存在は
改革の推進に必要だったのであって
それが小泉首相の

「稀代のけんか上手ぶり」

を際立たせてきたとも言える。

はっ。。。

失礼しました。
いつのまにか、
チャンチャンバラバラの
話になりかかってる。。。(苦笑)

いやいや、あくまで
今日はお品よく(?=苦笑)

「民主主義」

の観点から書きますからね。(苦笑)

ここで強調したいことはね、
繰り返しになるんだけど
小泉首相は
自民党政調会や総務会など
抵抗勢力の活動の場を
槍玉に挙げて
激しい対立姿勢を見せたけれども
政調会や総務会の活動そのものを
否定したことは一度もない
ということなんだよね。

つまり、言い換えれば、
抵抗勢力は自由に発言する
機会を常に与えられていた
ということだ。

実際、思い出してもらえばいいんだけど、
みんな言いたい放題だったじゃない。

亀ちゃんも綿貫さんも
小林興起さんも
聖子ちゃんも。。。(苦笑)

郵政民営化が参院で否決されて、
衆議院が解散になるまで、
吠えまくってたよな、
みんな。。。(笑)

そして、抵抗勢力が吼えまくっている
そのこと自体について
小泉首相が何か言ったことは
なかったはずだ。

「抵抗勢力は勝手にこける」

とは言っていたけど。。。(苦笑)

おっとっと、話がまた
チャンチャンバラバラに
なりかけた。

失礼しました。。。(苦笑)

要するにね、小泉内閣においては

「言論の自由」

が、常によく確保されていたわけだ。

それは抵抗勢力を一掃した
総選挙後も続いたんだよね。

例えば、財政改革の手法をめぐっては
「行革の先行」を主張する
中川秀政調会長・竹中総務相と
「増税の必要性」を主張する
谷垣財務相・与謝野経済財政担相の
激しい論争があった。

小泉さん自身は
「行革先行路線」を
支持していたように思えるが、
その考えを強く押し出すことはなく
谷垣さん、与謝野さんにも
自由に意見を言わせていた。

結局、その論争は
自民党総裁選で
安倍さんが谷垣さんに圧勝して
一応の結着がつくまで(?)
続いたと言える。

また、「小泉外交」についてもね、
小泉さんの靖国神社参拝によって
近隣諸国との関係が悪化したとか
散々批判されたけど、
小泉さんはそれについても
淡々としたもんだったよね。

近隣諸国との関係を重視する政治家を
重要ポジションに置いたしね。

山崎拓さんを外交担当の
首相補佐官に起用したり、
二階俊博さんの
経済産業相起用とかね。

保守的なお考えの方々が
忌み嫌ってやまない(苦笑)
あの河野洋平衆院議長と
小泉さんって
よく食事したりして
すごく懇意だしね。(苦笑)

他の政治家や民間人が中国に訪問して
何を言ってこようと全然気にしなかった。

むしろ、自らの外交スタンスを
堅持するために
それらを利用しているようにも見えた。

おっと、チャンチャンバラバラ
政局の話になってはいけない。。。(苦笑)

え~、要するに、(苦笑)
小泉外交の元においても、
みんなが自由に意見を言えて
自由に行動することができたわけだ。

私は小泉内閣を総括する時に、
この小泉内閣において、

「言論の自由」

が確保されていたことを、
高く評価したいのだと。

いわゆる「小泉劇場」と呼ばれる
(私はこの言い方は基本的に嫌いだけど)
小泉政治のおもしろさは、
小泉首相が異論に対して
非常におおらかであったことで
小泉劇場の登場人物たちが
とても生き生きと
チャンチャンバラバラ
動いたからだろうと
私は思うのですよね。

実際に、「かみぽこ政治学」が
なぜにこれほど皆様に
可愛がってもらえたかについてもね、
それは、登場人物が繰り広げる
チャンチャンバラバラの
おもしろさに他ならないわけで。。。(苦笑)

もちろん小泉さん自身が
魅力あふれるキャラだったことは
いうまでもないけど、
(嫌いだけど=苦笑)
その小泉さんとの戦いによって、
抵抗勢力の方々も
その魅力を最大限に
引き出されていたのである。

そして、それは
国民の政治に対する関心を高めた。

「政治のワイドショー化」という
批判もあったけれども、
それがすべてではない。

毎日TVから伝えられる、
構造改革や外交問題に関する
様々な政治家からの
賛成・反対のいろんなコメントを
耳にしていくことでね、
これまで政治は難しいと
敬遠してきた人たちも
政治に関心を持ち、
政治でいったいなにが
問題になっているのかの
理解を深めるようになったのだ。

そして、小泉内閣以前では
到底考えられなかった
国民の政治への関心・理解は、
政治にこれまでにない
活力をもたらした。

私は、小泉内閣が、
郵政民営化をはじめ
まさに回天の大事業を
成し遂げたと考えているが、
それは小泉さんが

「言論の自由」

を守ったことで、
誰もが自由に発言できて、
誰もが自由に行動できた
ことによって、
もたらされたものなのだと
私は思う。

え~、小泉政治総括は
まだまだ続きます。

次は、「小泉は独裁である」という
巷によくあった小泉批判を
こっぱみじんにします、はい。。。(苦笑)

それでは、またね。

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最終更新日  2006年11月21日 09時20分31秒



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