庭にある桔梗の花が咲き出しました。
多年草ですから毎年同じ場所に芽を出し、茎が普通より細長く延びて、漸く花が咲きます。木陰の陽当たりが良くない場所にありますので、そうなるのでしょうし、隣近所より咲き出しが遅かったのです。
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桔梗は秋の七草に入っていますが、どうも夏の花で、何処でも6 月下旬に咲き始め7月で終わりになります。
「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花」
山上憶良(万葉集 巻八)
今で言う「朝顔」は平安時代に渡来し、万葉時代に無かった花です。この和歌には桔梗という名はありませんが、「朝顔の花」が桔梗だと言われています。
キキョウの古名はオカトトキだそうで、漢名「桔梗」の音読みの「キチコウ」から訛ったと言われているそうです。「朝顔」は憶良の造語では無さそうですが、万葉の昔も「丘トトキ」だったのでしょうか?
花言葉は「変わらぬ愛」、清楚・可憐、涼感が感じられ好きな花の一つです。
和英辞書で引きますと「Bell Flower」、確かに西洋鐘の様に花弁が開いています。