団地の主通路の花水木が満開となりました。朝7時ではありませんが午前8時の朝撮れ画像です。
玄関を一寸出てみますと、雲一つ無い晴天の空に、白・ピンクの花水木が映えて真に美しい限りです。
ロバート・ブラウニング「春の朝(あした)」 1841年
時は春
日は朝(あした)
朝は七時
片岡に露みちて
揚雲雀なのりいで
蝸牛枝に這ひ
神、そらに知ろしめす。
なべて世は事も無し。
(上田敏訳「海潮音」所収)
何処に出掛けなくても、身近に緑が楽しめる環境とは素晴らしいものです。
私の住む団地は1980年代前半に都市整備機構が建てた団地の一つですが、低層住宅が多く、専用庭も付いた自然を生かす住環境を考慮した設計となっています。
近頃、駅前周辺を中心に民間によるマンションも多く建てられていますが、民活では自然との共生という課題は無視されてしまうのが当然の帰結で、経営効率優先で容積率が殆ど法定上限に近い150~200%、植栽が少なく緑濃い環境が失われつつあるのは残念です。