昨日からボンのベートーヴェン生家で12年前に購入して来ました、エミール・ギレリスのCDを聴いています。
![BonnShoko](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/89/0000034289/71/imgb93e9053zikfzj.jpeg)
初期の傑作「悲愴」、中期の代表作「ワルトシュタイン」、「熱情」がカップリングされていますが、何とも懐かしい感じがします。
「大ソナタ悲愴」という標題は、ベートーヴェンが名づけた数少ない例として知られる。ベートーヴェンが楽曲に標題を与えることは珍しく、ピアノソナタの中では他に「告別」があるのみで、その他の標題(「月光」など)はベートーヴェン以外が名づけている。したがって、この標題には特別な意味があるとみなされることも多い。
この曲はそれまでのピアノ曲とは異なり、人間的な感情の表現が豊かになっている。
そのような点で、ロマン派音楽のピアノ書法の原点とみなすことが出来るし、ピアノのロマン的な特性を利用することに成功した初めての曲と言うことも出来る。
YouTubeでも、ギレリス演奏の「悲愴」ソナタはアップロードされているのですが、音質が悪いので、クラウディオ・アラウの中庸テンポ演奏でお聴きください。
Beethoven: Piano Sonata No. 8 "Pathetique" (3/3)
家内はコンサートに行って一緒に聴いていても、自分の想いを積極的に口に出す性格では無かったので、どれ程好きだったのか定かではありません。
唯、ベートーヴェン好きだった義父の影響で、幼時から良く聴いていたので、多分好きな曲の一つだったのだろうと推測するばかりで、確かめられないのは残念です。