今朝NHKBS放送を見て、マウリッツハイス美術館の「首あてをつけたレンブラントの自画像」はレンブラント工房による模写と言うことを初めて知りました。
私がこの絵を見ましたのは、1997年4月末のマウリッツハイス美術館でした。
当時は勿論のこと、レンブラント作として展示されていたのです。
1999年、ニュルンベルクのゲルマン国立美術館でよく似た作品を発見され、レンブラントの生誕地から遠いこともあり、此方が模写と認識されました。
しかし、マウリッツハイス美術館での赤外線調査の結果、模写の痕跡が発見されて、ニュルンベルクの方が真作、マウリッツハイス美術館の方がレンブラント工房の弟子たちによる模写作品だったことが結論づけられたのだそうです。
世界の名画中の名画「モナリサ」も、ルーブルと酷似した作品もあるとの情報もあり、真贋の見極めは難しいものだと思わざるを得ません!