テーマ:政治について(19770)
カテゴリ:Politics
アメリカ大統領選は既に終わっている筈なのに、結果に異を唱える動きが出て来て、分断社会の混迷が増して来ています。
低所得白人労働者、所謂プアホワイトの支持を民主党から奪取して、パックスアメリカーナからモンロー主義に戻ることでアメリカ復権を唱えたトランプ氏の大統領就任は確実視されているのですが、マイノリティ人口の多い西海岸を中心に、トランプ大統領就任反対デモが頻発して、多数決に従う民主主義と言うシステムの根幹が揺れて来ています。 全国総得票数で、クリントン女史がトランプ氏よりも200万票も上回っていて、再集計で逆転出来るかも知れないと言うのが、その動きの発端なのでしょうが、クリントン女史の敗北宣言もあり、「トランプ氏勝利」と言う現実が覆ることはあり得ないと考えるのが妥当なのでしょう! 米大統領選で共和党トランプ氏(70)に敗れた民主党クリントン女史(69)の陣営は、トランプ氏が1ポイント差前後の僅差で制した3州の票の再集計を求める運動に参加すると表明した。小政党「緑の党」から出馬し、再集計を求めているスタイン女史(66)の活動に同調した。仮に再集計が実施され、トランプ氏が勝利した3州の結果が覆れば、クリントン陣営が逆転する。 多数のクリントン支持者が再集計を求めていたが、陣営は「覆る可能性が極めて低い」として応じなかったが、小政党「緑の党」から出馬したスタイン女史が、ウィスコンシン州の再集計を求め、認められたことを受け、クリントン陣営も同調、2012年で民主党が勝利していたが、今回は共和党候補のトランプ氏が競り勝ったウィスコンシン、ペンシルベニア、ミシガン(未確定)の3州。 再集計には600~700万ドル掛かる見込みで、26日までに寄付金580万ドルが集まった。仮に3州で民主党が勝っていれば、選挙人獲得数はクリントン女史が278人、トランプ氏が260人となり、クリントン女史が過半数を獲得していたことになる。 トランプ氏は声明で、スタイン女史が寄付金を再集計以外に使うつもりとして「緑の党による詐欺行為だ」と非難。クリントン陣営が同調したことについて「選挙は終わり、敗北を認めたスピーチで彼女自身“結果を受け入れ、未来に目を向けよう”と言った」と批判した。 2000年の大統領選では、共和党のブッシュ氏と民主党のゴア氏が、選挙人25人の大票田のフロリダ州で僅差となり、再集計が行われた。再集計後も手集計を求める訴訟などで混乱したが、結果はブッシュ氏がリードを守り、大統領に就任した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.28 13:37:43
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