近頃は、各所で「なんじゃもんじゃ」の木を観ることができますが、調布市の深大寺境内にある「なんじゃもんじゃ」の木は一番大きく風格があります。
4月も末になって来ましたので、咲いているだろうと思いつつ、神代植物公園の深大寺門を出て深大寺に入りました。
例年の見頃は5月上旬とされているのですが、今年は気温の高い日が続いていますので、開花が早かった様で、花弁が幾分か、地に落ちていましたが、丁度満開と見えました。
・木犀(もくせい)科。
・学名 Chionanthus : ヒトツバタゴ属
retusus : 先端がくぼみのある円形の
Chionanthus(チオナンサス)は、ギリシャ語の「chion(雪)anthos(花)」が語源で、 白 い花のかたまりを雪にたとえた。
・開花時期は、 4/20 ~ 5/10頃
・プロペラ型の白い花で直ぐ散ってしまう。
・明治時代、東京の青山練兵場(今の明治神宮外苑)の道路沿いになんじゃもんじゃの木があり、 名前が分からなかったので「何の木じゃ?」と呼ばれている内に、何時の間にか「なんじゃもん じゃ?」と言う変わった名前になってしまった。
(「たご」は「とねりこ」と言う木の方言名、「とねりこ」が羽状複葉であるのに対して こちらが単葉であることから名づけられた)
元来が、朝鮮でよく生育している木の様で、日本での群生地としては対馬や五島列島等、韓国に近い土地に見られる様です。
まるで、白い綿帽子を被っている様に似ているとされていて、今後関東地区でも植栽される例が多くなると期待されています。