カテゴリ:Little Journey
先の会社OB会で、元上司と話をしていましたら、奥様は2年前から介護施設に入っているとのことでした。
介護施設は新青梅街道沿いにある、3階建ての比較的小さな建物でした。 奥様は10年前から、膝関節を痛め、股関節にも支障を来しましたので、人工間接にしたのですが、機能が回復せず、元上司が自宅介護していましたが、世話が大変とのことで、数年前から病人として病院で過ごす様になったのですが、病院では3ヶ月以上の入院は認められず、3ヶ月毎に転院する必要があった様なのです。 其処で、2年前に長期滞在が出来る介護施設を見つけて、奥様が入居出来ることとなりましたが、自宅が目黒区、介護施設が西東京市と離れていますので、週2回通うのは80才代後半となって年老いた元上司には結構大変とのことでした。 元上司は、私に家族帯同の米国駐在と言う業務命令を出しましたので、不本意ながらも米国駐在を4年続けることとなりました。 海外事務所は輸出営業部門の管轄、私は製品事業部出身のセールスエンジニアでしたので、毛色の変わった駐在員だったのですが、元上司は待遇が他の駐在員と変わらぬ様に、気配りと管理をしてくれましたので、感謝するばかりでした。 幸いにも、3年目に最大の役割であった製品の米国輸出契約に成功し、4年で帰国することになりました。 帰国が決まった1983年4月には様子を見に来てくれた元上司と息子、テキサスのBluebonnet見物している処です! 帰国後も駐在時の処遇に対する感謝も兼ねて、新年の挨拶等で、元上司宅を何回となく訪問していたので、その際奥様とは、よくお会いしていたのです。 夫唱婦随と言いますか、奥様も優しい方で、よく歓待してくれたのは懐かしい思い出となっていました。 丁度訪問した日は、イベントがあり元上司と共に33年ぶりにお会いする奥様は、すっかり白髪でしたが、笑顔が素敵な様子に変わりがありませんでしたので、感慨深いものがありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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