昨年まで係留されていた、榎津郷の船着き場が撤去されていました。
昨年までは、船着き場にはクロダイが居つく漁礁となっていたのですが・・
榎津港への客船寄港は、およそ15年前に隣の有川港止りとなり、郷の衰退と共に中止となりました。
2年前までは、港ターミナルビルには、食堂や土産物店、世界遺産事務局もあったのですが、閉鎖されてしまいました。
港に接続する大きな敷地は、テトラや木材の置き場になっているだけで、有効な使い道があるのでしょうが、賑わいが無くなってしまっているのは残念なことです。
衰退する離島の限界集落の復興策も講じられることも無く、榎津郷の行く末には希望が感じられない状況となって来ていて、寂しさしか感じられません。
日本国憲法第25条に規定する生存権を脅かす憲法違反ではないかと思うばかりです。
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。