先日アップした多摩川の変成岩の内、赤い紅簾片岩と思われる石について、再度検索してみました。
埼玉県長瀞町にある荒川中流の渓谷。親鼻橋から下流高砂橋まで約4kmに亘って板状節理の三波川系結晶片岩が露出し,左岸には岩石段丘,右岸には秩父赤壁と呼ばれる断層崖が発達する。
石畳とも呼ばれる段丘面には広域変成作用による石墨片岩,緑泥片岩,紅簾片岩などがみられ,また河床には甌穴,白鳥島には横臥褶曲があるなど地質学上貴重であり,国の名勝・天然記念物に指定されている。
荒川の石畳と呼ばれる付近から山側の法登山あたり迄は、中学1年生での遠足を含めて、3度程訪問していますが、その上流にある秩父赤壁と呼ばれる断層崖には行ったことがありません。
其処で、堆積岩かも知れないと疑った岩の側面を観察してみました処、変成岩特有の板状節理があるのが分かり、やはり紅簾片岩であると再確認することになりました。
多摩川の上流は、御岳渓谷から小河内ダムで堰き止められた奥多摩湖迄は、岩壁が続きますので、其処から流出して来たのでしょう!