テーマ:政治について(19775)
カテゴリ:Politics
現代版ペストとも思われる新型コロナウイルス蔓延が世界中で猛威を奮って久しく、変異種も発見されて、未だ出口が見えない様ですが、ワクチン接種が唯一の解決策とされていますが果たしてそうなのでしょうか?
日本では緊急事態宣言が出されて4週間となり、感染者数が漸減していますが、それでも罰則科料付きの特措法は国民を押さえ付けようとする、政府政権の冷酷な対応と見えて仕方がありません。 人の往来で収入を得ていた、飲食業やイベント業界は、壊滅状態で、結果として貧困に喘ぐ状況を真剣に判断して欲しいものです。 そんな中、万葉の昔に社会派詩人と知られる山上憶良の貧窮問答歌は、役人としても悲惨な状況を憂えるものとして知られています。 特に解決策を提示する訳ではありませんが、状況を憂える態度は尊敬に値しますし、現在の政府にも押さえつける特措法ではなく、その様な真摯な見解開陳が望まれます。 山上憶良は、遣唐使として唐に渡った一員であり、帰国後は皇太子の教育係を担当したエリートで、税金で生活する生粋の役人に庶民の気持ちが分かる筈がないと言う意見もありますが、役人だから客観的に庶民の生活を描写出来たとも考えられる。 長歌 風雑(まじ)り 雨降る夜(よ)の 雨雑り 雪降る夜は すべもなく 寒くしあれば 堅塩を 取りつづしろひ 糟湯酒(かすゆさけ) うち啜(すす)ろひて 咳(しはぶ)かひ 鼻びしびしに しかとあらぬ 髭掻き撫でて 吾(あれ)をおきて 人はあらじと 誇ろへど 寒くしあれば 麻衾(あさふすま) 引き被(かがふ)り 布肩衣(ぬのかたきぬ) ありのことごと 着襲(そ)へども 寒き夜すらを 我よりも 貧しき人の 父母は 飢ゑ寒からむ 妻子(めこ)どもは 乞ひて泣くらむ この時は いかにしつつか 汝が世は渡る 短歌 世間を憂しと恥(やさ)しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.07 10:10:34
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