「知に働けば角が立つ、情に掉させば流される、意地を通せば窮屈だ!」
お馴染みの夏目漱石「草枕」の一節、高等遊民とは夏目漱石の造語と思っていたのですが、その前からあった語彙の様なのです。
私は独り住まいの年金生活者、範疇から言えば貧困世帯となるのですが、それでも介護保険に加えて税金も天引きされていますので、生活保護の対象にはならない様でもあり、借金もありませんし、何とか高等遊民的な生活を過ごすことが出来ている気がします。
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庭いじりをし、仏壇に花を供する等して、ゆったりと暮らしています!
高等遊民とは、日本で明治時代から昭和初期の近代戦前期にかけて多く使われた言葉であり、大学等の高等教育機関で教育を受け卒業しながらも、経済的に不自由が無いため、官吏や会社員になって労働に従事することなく、読書などをして過ごしている人のこと。
定義
高等遊民はなんら生産的な活動をせず、ただ日々を雅やかに過ごしたり、学問の延長として己の興味のある分野を追い求めていたりした。夏目漱石が作中にしばしば用い、『それから』の長井代助、および『こゝろ』の先生、川端康成の『雪国』の主人公のように、屡々、文学のテーマとしても取り上げられた。
昭和初期満州事変・日中戦争へ続く対外戦争の軍需景気により、就職難が解消し、国家総動員体制の元で戦争へ動員され、高等遊民問題は解消に向かっていった。