昨日、NHKBS3で「大英博物館 創造の秘密へ古代エジプト」が放映されていましたので、懐かしく拝見しました。
博物館の至宝と思われる古代エジプトから持ち去ったロセッタストーン(Rosetta Stone)、セキュリティー確保の為、縦に置いてガラスケースに収められていました。
此処を訪れましたのは、湾岸戦争が曲がりなりにも終結した、1992年3月のことでしたが、当時は訪問客が良く見える様に、眼の高さで斜めに展示されていたのです。
碑文は古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字、ギリシャ文字、3種類の文字が刻まれている。1822年に解読され、ロゼッタ・ストーンはエジプトのヒエログリフを理解する鍵となり、他の古代エジプト語の記録も解読が可能になった。
古代エジプトを繁栄させたラムセス2世の石像は、当時のままでした。
その後は、包帯を外して見せたミイラは、少し気味が悪いので省略させて頂きます。
放送はされませんでしたが、ギリシャの都市国家アテネのパルテノン神殿の上部欄干から剝ぎ取った大理石像がElgin Marbleとして、大きな一室に展示されていました。
18~20世紀まで、フランスと世界の覇を競ったイギリスは、共にエジプトやギリシャから沢山の芸術品を持ち去っていたのです。