CNNニュースによると 米ハワイ州マウイ郡当局は8月11日午後、同州で発生した山火事の死者が67人に上ったことを明らかにした。1960年に東部ヒロで61人が死亡した津波を上回り、州史上最悪の自然災害となった。
ハワイ州グリーン知事によると、西部の観光地ラハイナでは、屋内で遺体が見つかったケースはなく死亡例は何れも炎から逃げようとした人が屋外で亡くなったものだという。
グリーン氏は8月10日遅くに行われた記者会見で、「今後も死者が確認されるだろう」「数百棟の民家が破壊された。再建には多くの時間を要する」と述べた。
この画像はCNNニュースサイトから拝借したものです!
地球温暖化による世界的な気温上昇で、山岳地帯のUpcountry Maui Wildfireや、 South Maui Wild Fireだけでなく、中心都市ラハイナ近郊のWest Maui Wildfireも発生したことでラハイナ市が廃墟同然、海に浮かぶ島に於きましても大きな自然災害となりました。
私がIHIガスタービンの拡販でマウイ島を訪問しましたのは、1980年後半、ハワイ電力庁での発電所増強計画に応じたものでした。既に、三菱重工がディーゼル発電所をマウイ島に納入稼働していましたが、容量が小さく観光客増加による電力需要に対応出来なくなるのでガスタービン発電所設立との企画案があったのです。
海や緑の美しい島でしたのに、壊滅とも観え得る自然災害で、復興には相当な時間と費用が費やされることになります。