カテゴリ:Overseas US
エルパソはテキサス州の西端にあり、メキシコ国境にも接する町です。
高度は1200メートルの高原で、ロッキー山脈の南端となるフランクリン山脈と荒れ地砂漠に挟まれていますので、乾燥気候で常に明るい太陽が望めます。言うなればロスアンゼルスの気候をもっと極端にした気候条件なのです。7月には昼間50度にもなりますが、夜間には15度にもなり上着なしでは寒くなります。 天候が良いので、冬も温暖な気候を満喫出来るので避寒地として知られています。 人口は約60万人で80%がスペイン語を話す人々で構成されています。リオグランデ川の対岸はメキシコ領内でシウダー・フアレス市となって、こちらの人口は二倍の120万人あります。リオグランデ川の国境検問所はありますが、共通の文化圏でもあり国境を越えた多くの労働者が行き来しています。 物価はメキシコ側が安くアメリカ人は買い物に、働く場所はアメリカ側に多いのでメキシコ人は働きに行くのです。 エルパソはスペイン語で“通り道”と言う意味ですから、あまり観光スポットもありませんが、山脈の中腹まで行って眺める夜景は素晴らしいものがあります。 シウダー・フアレスはメキシコで“初めての現地人大統領”フアレスに因んだ町名です。産業はあまり発達しておらず、土器、革製品等を売る店が多いようですが、品質的にはそれ程優れたものは無いようです。 夕刻にはメキシコ音楽マリアッチ演奏付き、手頃な価格のレストランが数多くありますので行ってみると価値があります。 そんな所ですから彼らの話す英語は聞き取りにくいのです。何か英語なのですが、一寸発音が違うようで又仏語みたいに語尾が次の単語にくっつけて発音するので良く聞き取れません。 "How are you all"は"How are yawl"となりますし、"Oil Business"は"Owl Bidness"と聞こえます。 エルパソには1978年6月、1979年7月、1980年1月に訪問しました。 テキサス州は殆どの所が中央地区時間帯に属するのですが、エルパソ近郊は1時間遅れた山岳地区時間帯にあります。 実際、ヒューストンから1300km西方に位置するのですから1時間遅れにしないと実情に即さないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.22 20:33:59
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