ユカタン半島はカリブ海に面していて、北緯23.5°以内にある熱帯地域にありますので、常に夏の気候ですが、湿気が少ないので快適です。
その先北端にあるカンクーン市は、リゾート地として開発が進んで世界中から観光客が訪れる様になりました。
其処を訪れた知り合いのアメリカ人の旅行話を聞いて、我が家も家族旅行をしましたのは1983年1月のことでした。
しかし、観光ビジネス的には不十分で、予約していたレンタカーは2日後のことで、それも整備の悪い車で、バッテリーが劣化しているのか、車を再始動させるのは大変だったのです。
それでも、カンクーン市を南下して美しいマヤ遺跡で、海岸にあってアクセスも良いとのことで出発し、何とか見学出来ました。
帰り道、車を留めてコズメル島を眺めてから出発しようとしますが、車の再始動が出来ません。すると近くにあった兵営から、何と軍人が出て寄って来てくれ、親切に再始動してくれました。
本来は最大のマヤ遺跡であるチチェン・イッツァ(Chichén Itzá)を見学したかったのですが、残念ながら諦めることにしました。
チチェン・イッツァは、その後1988年に世界遺産に登録されましたが、当時は「訪問客もそれ程多く無い状態で見学することが出来ましたのに!」と、40年を経た今でも悔いが残っています。