古い話ですが、1972年春、初めての海外出張はアメリカで、カリフォルニア州サンフランシスコで行われた米国機械学会ガスタービン会議での論文講演を聴講することでした。
読解力が伴わず内容理解に苦労しましたが、何とか目的の多少を果しましたので、折角ですからアメリカ各地を回ることにしました。
大学の先輩やその知人達と世界最大のフーバーダムとその人造湖ミード湖を訪問して、その壮大さに感嘆したものでした。
先輩や知人は、別件の訪問先があった様で、其処で別れて単独行動をすることになりましたが、ユタ州の州都ソルトレイクシティ(Salt Lake City)を訪問してみることにしました。
グレートソルト湖はイスラエルの死海と同様に塩分濃度が高く、体が浮いてしまう程で湖畔に耕作地利用は不可なのです。
ソルトレイクシティはモルモン教が拓いた町で、1830年にジョセフ・スミス・ジュニアによって創設されたモルモン教は、キリスト教の一派とは言え、一夫多妻を認める教義等で度々周囲との衝突を余儀なくされた。
1847年、グレートソルト湖南東の砂漠にヤングは都市を築くことを宣言、周辺は山岳や荒野、塩湖に囲まれた苛酷な環境であったが、1848年の人口は5000人、翌年8000人と増加し、さらにゴールドラッシュの中継地点となったことが発展を確実なものとした。
モルモン教の総本山である教会に入りますと、モルモン教の教義が放送されて帰依する様にされていました。
しかしながら、元来宗教に関心の低い私は感化されるには至りませんでした!