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テーマ:中国留学日記(314)
カテゴリ:その他書きたいと思ったこと
先日複数の外国語を操る人に会いました。
1人はオランダ人の華僑で、母国語はオランダ語で、他に英語と中国語と日本語と 広東語(これは方言だけど)が話せると言っていました。複数言語を話せるのは もちろんすごいことですが、驚いたのは日本語の発音がとてもよいこと。 彼は日本語を学び始めてまだ一年と言っていました。2年間日本語を学んでいる中国人とは比べものにならないくらい自然です。華僑なので見た目はアジア人で 日本人と言われればしばらくわからないんではないかと思うくらい。 もう1人は英語圏の架橋で英語と中国語と広東語とフランス語を話せる女性。 日本人は「F」の発音ができないと言い日本人に発音をさせては直していました。 語学学校でそれらの言語を教えていて発音を直すのが大好きらしいです。 発音を直したいのはいいけど、日本人を捕まえては同じことをしていました。 その様子はそういうことをすることで優越感に浸っているようにも見えました。 2人に会ってまずは驚き、羨ましいと思い、ちょっとイラつきました。 一つは彼らの恵まれた環境。彼らの両親は異なる国の出身で、 2ヶ国語を母国語のように話せることができる可能性が高いからです。 もう一つはまだ若いにも関わらず(二人とも20代半ばくらいだと思われる) 複数の外国語を操ることができるという事実。まず彼らは英語が話せます。 そして「彼らは英語が話せる上に中国語も、それに○○語も△△語も…も話せる なんて羨ましすぎる…」と思ったわけです。 寮に戻って冷静なって自分を見て、自分は本当に外国語コンプレックスの 塊なんだなと改めて気づかされました。複数の言葉を操る人に憧れを抱き、 嫉妬し自分に対し嫌悪感すら抱いていたのです。3つ以上の言語を話せす人材は、 日本では珍しいですが、海外では決して少なくないのに。 さらには彼らの実際の発音と表面的な「複数の言語を話せる」という 言葉(日本人だと「話せる」と言い切る人って少ないですけどね)を、 聞いて彼らが全ての言語で何でも話せるかのような錯覚を持っていたのです。 話せるといってももちろんそれぞれの言語によりレベルは違います。 そこを見ずに勝手な想像をして羨ましがってたわけです。 まあ実際彼らがどうなのかはしりませんし、知ったところでどうもなりません。 それに語学の習得なんて、短ければ半年、0から始めたとしても2年も その国で生活すればそれなりにできるようになります(日本にいても可能ですね)。 金と時間があれば、20歳から一年ずつ違う言語環境に身をおいて勉学に励めば、 25歳で5つの外国語をそれなりに話すことは全く無茶ではないわけです。 まあそんなことやる人はいないと思いますが。 ちょっとまだ長くなりそうなのでまた続き書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.11 13:35:15
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