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2022年08月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は、職場ではちょっとだけ書類の整理をしていた。
この分では毎日毎日書類の整理をして、ずっと増え続ける書類を整理し続けるだけで、
肝心な捨てる作業には行きつかない気がしてきた。

でも、わかったことは、何としても、もう1年半後には、自分はここに居ないのだから、
捨てなきゃ仕方ないと言うことだ。
また使うかもとか、次の回りの時に要るかもとか、そんなことはもう起きないのだ。

捨てるのは決まったことなのだ。
その気持ちはしっかりと道筋がついている。
そう思うと、どう捨てるかも、大事な問題になってくるなぁ。

物を捨てるのは大きなエネルギーが必要な事だが、
溜め込んできた怠惰のせいで、大きなエネルギーが必要になっているのだから、
ちょっとずつ、この怠惰を切り崩していかなければ。


子供の頃、「創造の前には破壊が必要なのだ」と言うことがわからなかった。

勿論、今は、それが痛いほど良く分かる。
分かり過ぎて痛くて、泣けてくる。

去年結構出てすぐに買った本がある。「嫌われた監督」という本だ。
20210925の第一刷で、私が買ったのはamazonからだったが、1015に第3刷となっている。

書店の平積みを買ったのと違って、ネットで記事を見てすぐに注文したはずだ。
いかにも雑誌社が出している装丁の本だし、内容だ。

鈴木忠平という元日刊スポーツ新聞社の記者だったルポライターの、週刊文春の記事をリライトした本。
落合教の信者じゃなかったら、勿論こんな本は買わないわけで、私は落合教の結構狂信者だ。
落合に関する本は結構持っている。
でも「落合」と呼び捨てる程度の現役時代を知らない監督になってからの彼しか知らない私だ。

で、そのルポライターの短い文を連ねた文体が好きだった。

Numberの編集長も、多分、この人の文体が好きだったから、
この人に清原の特集を任せたのではないだろうか。
清原が、覚せい剤で逮捕されて、あらゆる栄光が彼から奪い去られたとき、
それでも、往年の清原の甲子園での活躍に光を当てて世間を驚かせる特集を組んでいた。
その時の記事をまとめて書籍化したのが「清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実」だ。
著者にとっては、初の著書。
刑が確定して執行猶予中の清原が、蟄居し、闘病生活を送っている中、
その時の雑誌の特集を差し入れる人があり、
清原は、鈴木忠平に或る晩、突然電話をしてくる。
偶然にも、書籍化のための再構成用の取材の帰りだった・・・と言う話になっているのだが。

見知らぬ記者に突然衝動的に電話をしてくる、その行為によって、
清原は、もう一度深く、自分の人生と向き合うことができるようになる。

そして、何とか心身の不調に折り合いをつけて、清原のインタビューが可能になり、
そのインタビューがまた、記事になる。

そしてその記事をまとめた清原自身の著作の形で「告白」が書かれている。

今、読もうとしているのは、その清原への告白と、清原自身の告白と、
それを再構成していく著者自身のリビルドなんだろうと思っている。

「嫌われた監督」には、落合と同じくらい鈴木忠平が出てくる。
その構成が嫌いなら、多分、耐えられない書物だ。

私が、高校生の頃、井上陽水のファンだったが、陽水にも、薬で捕まったことが有ったと記憶する。
麻薬ってか、大麻くらいかな。

で、「俺の井上陽水」って言う音楽関係の文章を書く人の出した本を私は買って読んでいて、
その時に、これは、陽水の話じゃなくて、著者の話なんだなと、悟った。

有名な誰かにことよせて自分を語り、しかも開き直って「俺の・・・・」とつけてあることに
潔さを感じた。

そうなんだよねって、所詮は書き手のフィルターを通した事実だけが書かれるのだから、
真実も、事実も、書き手次第なんだって、わかった上で、読むのが、読み手の作法なんだよな。

潤色も脚色もございませんって言うことは、まあないわ。

それは、毎度、インタビューをリライトして、色んな文章を作っている私が良く知っている。
だって、インタビューは、たった18年間の目の前の子等の人生を振り返らせているのに、
あくまでも、誘導的に、私が聞きたいことだけを聞き、
相手の知識が足りないことは教え、考えさせて答えさせ、
しかも、出来上がった文章は、あくまでも本人が書いたかのような満足感を、
話者に感じさせるものでなければならない。
そうじゃないと、その文章をもとにした面接試験に応えられなくなるから。
全てが自分から出たことであるかのような錯覚と満足感とは、話者の自信につながる。

書き直されたとか、書き足されたとか微塵も思わせてはいけないのが、インタビューイングだ。

明日、書店に行ったら、その本を買おうと思っている。

甲子園の100回大会の時、清原の息子は、高校1年生だったが、
親の離婚や逮捕やなんやで、幼稚舎時代にやっていたリトルリーグの野球からは遠ざかり、
慶応の中等部ではバレーボールをやっていて、高等部ではアメフトに取り組んでいる。
清原が、100回大会に観戦に来ていたことは、当時も話題になったものだ。

今、清原の長男は、慶応大学でもう一度野球をやっているらしい。

今日の斎藤佑樹が甲子園の光だった頃、もう清原は光を失っていたけど、
清原が観戦した時の準優勝校、秋田県立金足農業のエース吉田は、
まだ、もう少し、日ハムで、もがき続けていくだろう。

秋田県立工業高等学校出身の野球人と言えば、落合博満!
今は岩手県出身の選手に目が行きがちだけどさ・・・あ、私の場合は大谷君だけだけど。





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最終更新日  2022年08月07日 00時25分32秒
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