交通事故死慰霊オブジェ
交通事故で死亡者が発生した地点に1人分1本づつ建てて行き,犠牲者の霊を慰めるとともに事故の記憶を新たにし,交通事故死の累積的な規模を可視化するためのモニュメントです.道路を人と自動車が一緒に使うようになってざっと110年(道路交通問題研究会編(2002), 『道路交通政策史概観』,プロコムジャパン/紀伊国屋書店),交通事故死者の数は頭打ちになったはいうものの,毎年1万人近くの方が亡くなり続けています.警察統計(24時間統計)によれば平成2005年の年間死者数は6871名とようやく7000人を下回り,50年ほど前のレベルにまで下がりましたが,事故後1年以内の死者数を数える厚生統計は24時間統計のざっと50%増しになりますので,約1万人.