カテゴリ:散歩
朝は、久し振りにゴルフの打ちっ放しに行った。明後日のコンペに備えるためだ。いい当たりの確率は50%くらいだったか。足を締め、腕も締めるてテークバックはまっすぐ後へ、ということを意識して打てばまあまあ巧く当たるようだ。
帰宅後、バッグを宅急便で送る。 散髪に行き、帰りに注文しておいた写真を取り、本屋でテレビナビを買い、郵便局で、アニメの切手を買った。 帰宅後、写真を各人に分ける。この作業、いつもながらなかなか大変。それぞれのカットを何枚かずつ焼き増しするのだが、写りのよいものと悪いものがあり、どの写真をだれに分ける積りで焼いたのかわからなくなり、必ず、過不足が出て、追加焼き増しが必要になると同時に、不要な写真が手元に残る。 午後、MさんとYさんに久し振りにメールを書く。 夜は、Hさんの紹介で、仲間5人で寿司を食べに行くことになった。 2日前のHさんからのメール。 「おいしいお寿司を食べにいきませんか? Nさん KさんはOKです。 全予約制の店で、一度予約取るのに1年以上かかります。 たまたま予約取れたのに、相棒が行けなくなり、キャンセルするにはもったいないので、いかがかな?と思って・・・。」 そんなに行きにくい寿司屋ってどこにあるんだろうと思いながら、 たまたま25日は空いていたので、OKの返事をした。 翌日またメールが来た。「場所は、八戸ノ里、お店の名はひょうたん寿司 予約は PM6:00 5名です。待ち合わせ場所は・・・ 辺鄙なところに連れて行かれると、お思いかも知れませんが、ご一緒くだされば、私がお誘いしたことに、納得して貰えると思いますよ」 とのこと。 八戸ノ里まで行くのか、と思いながら、インターネットで検索して見ると店のHPはないが、いくつかサイトに客の感想や批評などがあった。2年先の予約まで詰まっているというのは本当らしい。一応の下調べはできた。 うまい寿司が安い値段で食べられるらしい。 地下鉄南森町で4人で待ち合わせして、日本橋で近鉄に乗り換える。 5時19分発の各停が出たあとで、次の33分まで待つ。八戸ノ里についたのは5時53分。八戸ノ里で待っていたNさんと合流し、寿司屋に電話して道を聞くと、線路沿いに狭い路地を東へ3分ほど歩き、モータープールのところを右折して1分ほどのところだそうで、その通りに行くとすぐわかった。 「ひょうたん寿司」という看板と瓢箪の暖簾が目にとまる。間口は1間半くらい。中に入るとカウンターのみの10席だけ。すでに先客5人が来ていた。 座るとさっそく、イカとアナゴが出る。メニューは「おまかせ」のみだ。 壁に「本日のメニュー」と書かれた紙が貼ってある。ビールは、ヱビスを置いている。先ずは、グラスを上げて乾杯。イカは、2つに包丁が入っていたので、半分ずつ口に入れると、ゆずの香りと大葉の香りが口の中で広がるいい感じ。穴子は一匹使いの大きなものだが一口でほおばる。とろけるような柔らかさの中に粘りもある濃厚な感じ。同じネタをあちこちで食べているが、こんなにうまいと感じたのは久し振りだ。 続いて、鯵、活きがよくなければ寿司にはならないがやはりうまい。 次にかんぱち、歯ごたえがたまらない。大振りのホタテ貝柱は、いい味付けがされていて、歯ざわりもかみ締めた感触もよかった。 続いてトロたたき。店の隅で、肉片のようなものを網で焼いているのが目にとまっていたが、それがトロだったのだ。かなりの大きさだが、これもそのまま一口でほほばる。ジューシーな旨みが口いっぱいに広がる。このままじっとしていたいような至福の時間だ。それでも徐々に喉に通していくと今度は喉が歓喜の声を上げる。いくらは醤油で味付けされたものが海苔巻きの上に乗っているが、乗り切れずに半分は皿にこぼれている。寿司を食べた後一粒ひと粒箸でつまんで食べるのも乙なもの。ビールの当てにもよく合う。 ここで、この寿司屋のご主人と会話をする。奥さんと二人で店を切り守りしていて、一日、昼10食、夜10食の予約を取るだけだという。ご主人のうしろになにかの干物が掛かっているのを見つけ、何かと訊くと、イカだという。サービスに2-3枚あぶって上げようと言って、あぶってくれた。 レモンをかけて、焼き立てのするめは、噛むほどにいい味が出ておいしかった。 ここは、八戸ノ里、そういえば、司馬遼太郎の家があったことを思い出して尋ねると、ここから徒歩7-8分の距離だとか。散歩で、駅前の喫茶店によく来ておられたと話していた。店内の写真撮影の許可を貰い、数枚写す。鴛鴦夫婦にもポーズしてもらう。 さて、寿司はまだまだ続く。次は、寿司屋定番のウニ。北海道から取り寄せているというが、さすが濃い味がする。子持ち昆布、殆ど数の子と言っていいくらいたくさんついている。 珍味は続いて、鮟鱇の肝、アン肝。油が乗っておいしい。ホッキ貝、これは北帰貝と漢字で書かれていた。これも、生ではなく味が付けてある。するめと同じで噛むほどに味が出てくる。 そろそろ満腹になり始めたころ、タイミングよく、シジミの味噌汁が出る。大きなシジミにあっさりした白味噌がよく合う。寿司は、最後の皿となり、甘エビとチョウザメの白子が出される。この白子も絶品だった。フィナーレを飾るに相応しい演出と言えよう。 本当に贅沢な、寿司ネタに大満足したあとは、生寿司とちんげん菜、かぶら漬物と熱いお茶が出ておしまい。寿司は、全部で14個、皿にして7皿。ご飯は少なめになっていたが、ネタが大きいのでこれだけ食べるとお腹は満腹。時計を見ると7時半を過ぎるころ。お勘定は、ビールを入れて一人5770円。うわさ通り安い。きっちり清算し、Hさんはちゃっかり再来年の予約を取って、店を後にした。 駅に着いて、八戸ノ里のホームに上がると電車のドアがちょうど閉まろうとしていた。駆け込み乗車で、全員セーフ。私達は鶴橋で別かれたが、上本町、日本橋まで行き、今夜食べたものを思い出しながら、それぞれの帰途に就いた。 本当に変ったお寿司屋があるものだ。話の種にと誘われたが行ってよかったと思う。欲を言えば、もう少し近ければいいのに、そして、思いついたときに行ければもっといいのにと思うが、それは虫がよすぎるか。 来年の予約はすでに満杯で、再来年も空いている日は少ないという。嘘だと思うなら、「11月27日空いてますか」と電話してみたらよい。「再来年の11月27日ですね。ちょっと調べてみます」という返事が返って来ること間違いないだろう。なお、ひょうたん寿司の電話番号は、06-6724-0525である。 写真を下記サイトにアップ。 ひょうたん寿司 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.28 10:51:41
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