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こっぱんの日記

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2011.07.08
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カテゴリ:旅行・ハイキング
今日は、ジパング倶楽部の企画で、「播磨ノスタルジックな室津漁港を散策」というイベントに参加した。暑い日となったが、天気はよく、歴史の深い港町を満喫する一日となった。

朝9時04分の新快速に乗り、姫路で普通に乗り換え、集合場所の相生駅には10時26分に着いた。集合時間まで待合所で過ごし、9時55分バス乗り場へ移動、乗車し、バスは11時に発車した。今日の参加者は40名。南へ20分ほど走り、昼食場所の「千年茶屋きむらや」に到着した。

ここの2階座敷で、室津漁港の景色を見ながら、あなご丼の昼食を済ませたのち、主人から説明を聞きながら「千年茶屋」を見学した。この建物は、元々東大阪(布施)の地に平安時代に建てられた藤原氏のみくりや(御厨)で、昭和初期に室津に移築されたものだそうだ。それ以来、竹久夢二、谷崎潤一郎、池波正太郎、司馬遼太郎など文人墨客が逗留したところだそうだ。竹久夢二の絵が10数点無造作に壁に飾られていた。家には太い梁が縦横に通っていて、奥には能楽堂もある。

主人の話を聞いたあと、地元ボランティアガイドの方の案内で、室津港を散策した。室津は奈良時代以前から開けた天然の良港で、西国から大阪・京都方面に船で来る場合の上陸地点であったそうだ。江戸時代の参勤交代の時代まで繁栄を続けたが、港が神戸に開かれると急激にさびれた。室津には多くの史跡が遺されている。室津民族館には、室津の生活を紹介するいろいろな品物が展示されていた。この地では雛祭りは三月を避け八月に行われることも知った。(戦国時代の3月室津城に嫁入りした姫が賊に殺されたのを憐みこの年の雛祭りを8月に延期した。以後400年以上ずっと8月に雛祭りを行っている)

写真は、千年茶屋きむら屋入口、座敷から眺める室津港、千年茶屋の銘額、太い梁、夢二の絵、室津漁港、清十郎生家(井原西鶴お夏清十郎のモデル)、見性寺(相国寺の弟寺で重文の毘沙門天像を有す)、たつの市室津民族館。

室津は市が補助金を出して、昔の町並みを復元しようとしていて、今でも江戸時代の姿を垣間見ることができる。30年ほど先にはすっかり江戸時代の町並みに変わるだろうとのこと。

次の訪問先は賀茂神社。京都の上賀茂神社の分社だそうだ。ここでは宮司によって正式参拝をした。この神社の特徴は拝殿と本殿が広場で分断されていることで、地形的な理由によるのだそうだ。またここの唐門(四脚の門)の龍の彫刻も変わっていて龍の足が馬の足になっている。

続いて、通常は非公開の「参籠所」に入り、そこから瀬戸内海の絶景を楽しんだ。古くシーボルトも訪れ日記に書いて絶賛しているそうだ。欄干飾りを通しての景色は本当に素晴らしいものだ。今日は運よく天気に恵まれ小豆島までくっきりと見ることができた。

 「玉藻刈る唐荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はざらむ」 山部赤人

その後、絵馬堂で冷たい麦茶の接待を受け、珍しい「連理の榊」を見、展望台からもう一度瀬戸内海の絶景を眺めた。海沿いに港を一周し、最後の見学地「たつの市室津海駅館」に入場した。ここには、「廻船」、「参勤交代」、「江戸幕府」、「朝鮮通信使」をテーマにいろいろな展示品があった。なかでも興味深かったのは、大名に出された料理や朝鮮通信使に振るまわれた料理などの復元だった。

写真は、室津の町並み、賀茂神社の唐門、同本殿、同拝殿、参籠所の欄干、同所からの眺め、連理の榊、展望所からの眺め(遠景は小豆島)、朝鮮通信使への料理。

最後は、堀元という鮮魚店に立寄り、執れ立ての魚を物色した。いろいろな魚が安く売られていたが、私は蛸を2杯買ってみやげにした。

15時49分の電車に乗り、大阪駅には17時15分に帰着した。暑い日だったが、知らないことをいろいろ勉強できた一日だった。





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Last updated  2011.07.09 08:52:36
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小林嘉雄@ Re:午前月曜講座、午後服部緑地へ(11/28) 最後の花は、キダチダリヤといいますが、…
ガーゴイル@ どこのドイツ 岸一族は安倍晋三の一族ではなく安倍晋三…
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