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カテゴリ:子育て
PTA関連の行事が続く、4月です。
初めての保護者会では、恒例・恐怖!の「クラス委員決め」があります。 …息詰まる沈黙、重苦しいイヤ~な空気は、誰しも経験するところでしょう。 でも、クラス委員ぐらいだったらいい。 全校をまとめる立場の、いわゆる「本部役員」を選出するお仕事、というものがあります。 このお役目をする委員さん、うちの学校では「推薦委員」と言っていましたが、このお仕事ほど、嫌がられているものはありません。 なぜって、大変なことが明白で、誰もが嫌がる「本部役員」のお仕事を、誰かに引き受けてもらうのが、「推薦委員」のお仕事だからです。 私は昨年までの2年間、この「推薦委員」のお仕事をしていました。 それまで、幼稚園での「本部役員」経験はありましたが、園での「本部役員」選出は園側が全権を担っていて、私たちには何の苦労も負担もありませんでした。 (クラス幹事はやはり、クラスでの互選だったので、若干の譲り合いはありましたが…) 小学校のPTAはどうなっているのか、予備知識はほとんどゼロ、からのスタートでした。 その私が、「推薦委員」の仕事をしてみて、どう思ったか? 結論から言うと、とても「楽しんで」仕事をすることができました。 もちろん、人にも恵まれていました。 しかし、他の小中学校の方とお話をしたりして、一般的に「推薦委員」というものが、大変つらいお仕事だと思われているらしい、それには、ある法則があるらしい、ということに気付きました。 そこで、「楽しんで」「推薦委員をこなす」or「役員選出をする」ための、私なりのノウハウを公開しよう、と思い立ちました。 この記事を読んでいただいて、悩み苦しむ委員さんが1人でも減ったら、とてもうれしいです。 ------------------------------- 「推薦委員」の仕事内容と、位置づけ 学校により違いがあるので、最初に私の経験した「推薦委員」の仕事内容と、PTA規約上の位置づけを、書いておく必要があるかもしれません。 まず、我が校の場合、次年度の本部役員は「投票」ではなく、「推薦」によって選出します。 PTA会員(管理職の校長先生を除く、教職員と保護者)全員を対象に、11月上旬に「推薦用紙」を配布します。 「推薦用紙」には無記名で3人の名前を記入し、PTA会員全員それぞれの名入り封筒に封入してもらったものを、締切日に回収し、その後、非公開で集計します。 ここで推薦された方たちの名簿を元に、推薦委員が対象者を直接、家庭訪問し、候補者を絞り込み、内諾をいただくまで、活動は続きます。 これが、私の経験した「推薦委員」の主な活動です。 我が校のPTA会則の規約上は、他の各種委員会と異なり、各種委員会の三役で構成される「三役会」を経ないで、「本部役員」の直接管轄を受ける「本部役員推薦委員会」という名称になっています。 これは、各種委員会(推薦委員会を含む)の三役で構成される「三役会」の議論・採決を経ずに、「本部役員」の許可さえあれば、「本部役員推薦委員会」が単独で動けることを示しています。 これは、私が考える「推薦委員」が「楽しくお仕事をする」ことのためには、大変に重要なポイントです。 理由は、後述します。 「委員」になったら、こういう心構えでいよう! 「委員」であっても、「権利」と「義務」は、他のメンバーと同等である。 「推薦委員」に限らず、「クラス委員」でも、「習い事の幹事」でも、考え方は同じです。 よく「委員」になったから、他の人に指示・命令しなくてはならない、とか、 「委員」は、「他の人よりたくさんの」仕事と責任を負わなくてはならない、とか、 思い込んで、ユーウツになる方がいらっしゃいます。 その必要は、ぜ~んぜん、ありません!!! そもそも「委員」とは、 その学校や団体で行いたい、と思うお仕事・行事などを、 全員ですると、人数が多すぎる、とか、 やろうと思っても、事情でできない人がいる、とかで、 全員の中から、数人にお願いして、「代わりに」「善意で」やってもらう。 それが、「委員」さんなのです。 だから… 他のメンバーにできないことは、「委員」さんにも、できなくていい。 「委員」だからと言って、他の人より優れていなくてはならない、なんてことはありません。 「他の人と同じくらい」貢献できれば十分、なのです。 現実には、人によって得意不得意がありますから、それぞれの得意分野で貢献できればいい、と考えます。 また、こう考えてくると、 「委員」だからと言って、他のメンバーの責任まで負う必要はない。 「委員」も「他のメンバー」も、その学校・団体の中では、平等の権利と義務を持っています。 「委員」であっても、PTA会費は同額納めるし、「習い事の幹事」であっても、子供の月謝が安くなるわけではありません。 必要に応じて交通費・通信費などが支払われるかもしれませんが、それはお手伝いしてくださったことへのささやかな代償であって、「特別な便宜」が図られるわけではないのです。 ましてや、子供の成績が上乗せされる、なんてことは絶対にありません(笑) 反対に、「委員」だから休日返上して「働かなくてはならない」なんてこともありません。 「みんなの代わりに」「善意で」していただいている、のですから。 できない時は、できない、と断ればよいのです。 他のメンバーの方と同じく。 「委員」であっても、「PTA会員」としての「権利」と「義務」は、他のメンバーの方たちのそれと、なんら変わりがないのです。 --------------------------------------- ここまで、お分かりいただけたかどうか… とりあえず、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ありがとうございました!
例に漏れず、わが子の小学校でも一番最後に決まるのが推薦委員。私も避けてます~~。 あさってなんですよね、役員決め。やれやれ。 (2007.04.17 00:41:17)
はじめまして。
今春小学生の息子がいます。 在学中に委員2回という校風なので、安易に後半活動が主かな???と推薦委員に立候補したら・・ なんとくじびきで委員長だそうです(><) あまりのショックに今夜は眠れそうもありません(^^;) また遊びに伺います。。。 (2007.04.18 23:46:32)
++みい++さん
>ありがとうございました! >例に漏れず、わが子の小学校でも一番最後に決まるのが推薦委員。私も避けてます~~。 >あさってなんですよね、役員決め。やれやれ。 ----- うわー、急がなくっちゃ~!(笑) (2007.04.19 00:24:18)
Knoxさん
>はじめまして。 >今春小学生の息子がいます。 >在学中に委員2回という校風なので、安易に後半活動が主かな???と推薦委員に立候補したら・・ >なんとくじびきで委員長だそうです(><) >あまりのショックに今夜は眠れそうもありません(^^;) >また遊びに伺います。。。 ----- いらっしゃいませ~!お待ちしておりました! Knoxさんのお役に立てるよう、がんばります。 ちなみに私も、去年、右も左もわからないのに、いきなり「委員長」でした…。 「わからないから」自分の方法でやってやる!ってことが、できるかもしれませんね。 (2007.04.19 00:26:59) |