2月の世界食料価格、過去最高に
11年ぶり、需要増に供給不安も
国連食糧農業機関は4日、2月の世界の食料価格指数(2014~16年=100)が
140・7と前月比で5・3ポイント上昇し、2011年2月以来11年ぶりに
過去最高を記録したと発表した。
コロナ禍からの経済回復を背景にした世界的な需要増に加え、ロシアのウクライナ
侵攻による供給不安も高騰を招いた。
項目別では、植物油が201・7で15・8ポイント上がり、穀物は4・2ポイント高い
144・8だった。両国はこれらの主要輸出国で、情勢悪化でさらに上昇する可能性がある。
指数は穀物や肉類、砂糖など主要5品目の価格変化を基に算出。これまでの最高は11年2月の137・6だった。